コラム >> 洪欣


アジアの眼〈57〉

「有機的に、官能的に、美を信じて表現する」

――国際的アーティスト 松谷武判

1972年、吉原治良が他界した。関西を中心に活動していた前衛美術家集団GUTAI (具体美術協会)も終焉した。今年はその50周年に当たる年である。 大阪では、大阪中之島...

アジアの眼〈56〉

「日本国内を良く理解し、アフターコロナの世界に活かす」

――日本を代表する世界の建築家 隈 研吾

photo by Taku 南青山の隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)に出向き、隈研吾氏(以下、隈氏と略称)を取材した。取材には、庭園デザイナーの石原和幸氏にも同行し...

アジアの眼〈55〉

工芸を通して世界に発信し続けたい

――九谷焼四代徳田八十吉

石川県の老舗温泉旅館加賀屋で小松の九谷焼徳田八十吉四代を取材するため東京から出向いた。当日、加賀屋では、催事場で徳田八十吉の初代から四代までの展示会を開催していた。同行し...

アジアの眼〈54〉

「花と緑で世界は変わるんだ」

――日本が世界に誇る庭園デザイナー 石原和幸

 8月に入り、ファッションショーが開催された。2日ほど爆睡したあと、4日の雨の降る日に庭園デザイナーとして世界各地で庭園を造っている石原和幸(Kazuyuki Ishih...

アジアの眼〈53〉

琉球紅型の最初の人間国宝

――玉那覇有公

梅雨の間だったが、予報では雨のはずなのに取材に出かけた日は大きく晴れた。湿気のある沖縄ははじめて経験する。駐車場から坂の上がった小高いところに琉球紅型の人間国宝、玉那覇有...

アジアの眼〈52〉

演じる側の俳優から作る側にチャレンジ

――日本を代表する国際派女優 島田陽子

アート・フェアを目前に控え、出張前に画廊スペースで日本を代表する国際派女優の島田陽子(以下、島田氏)を取材した。今まで出演した映画は約150本、及び数多くのドラマに出...

アジアの眼〈51〉

多度津が生んだ世界の巨匠

――彫刻家 速水史朗

香川の多度津町で日本を代表する彫刻家の一人である速水史朗(以下速水氏と略す)を取材してきた。 建築家の伊丹潤がデザインしたスタジオは、やはり周囲では格別に目立つカッコいい建物である。速水氏は、生まれ故郷の多度津をほぼ離れずに、ここから世界に向けて作品を発表しているアーティストだ。

アジアの眼〈50〉

尺八を演奏する思想する修行者

――上海で活躍しているパフォーマー 郝方圓

アトリエ提供 3月になり、上海では急にオミクロンに対する防疫措置が強まった。2月末に帰国時の3週間の隔離を終えた自分にはきつい選択だった。仕事場のある居住エリアが封鎖管...

アジアの眼〈49〉

平面からソフト・スカルプチャーに辿り着くまで

――上海のアートユニット 計文于&朱衛兵

photo by Zhang yu   上海に春がやってきた。東京から上海に帰り、3週間の隔離を終え、春雨が長引いていた陰鬱な天候がやっと気温17度前後...

アジアの眼〈48〉

「デザイン」を伝統に取り入れた匠

――八代(高田)焼宗家の若き継承者 13代目上野浩平

Photo by Iwakawa   熊本市内から知人の車で八代(やつしろ)に向かった。上野(あがの)窯の13代目なら70代か80代の高齢者だと想像して...

アジアの眼〈47〉

「存在自体に価値を見出したい」

――陶歴60年の世界の現代作家 濵中月村

Photo by Hara   自宅隔離生活が終了して間もない昨年末、萩に向かい陶芸家、現代作家の濵中月村氏(以下、月村氏と略す)を取材してきた。山口宇...

アジアの眼〈46〉

「自然とコラボして仕事しているのだ」

――写真家 秦一峰

Photo by Zhangyu   上海郊外のベネチア・ガーデンという名の別荘地に立地しているアトリエで、写真家の秦一峰氏(以下、秦氏と略す)を取材した。 1...

アジアの眼〈45〉

「アートの反発精神こそ、精神性が支えるべきものである」

――上海抽象作家 曲豊国

  上海で抽象画の第一人者と言っても過言ではない曲豊国氏(以下、曲氏と略す)を、上海のアトリエで訪問取材した。アトリエを2箇所も構えている曲氏だったが、比...

アジアの眼〈44〉

自由気ままに、好きなことをしたいだけだ。

――桜島焼を作った陶芸家 橋野翠史

  8月の真夏日に鹿児島からフェリーで桜島に取材に出かけてきた。桜島焼の窯元桜岳陶芸を切り盛りしていたのは、橋野翠史氏と娘さんとの二人三脚だった。 陶芸...

アジアの眼〈43〉

「作品の存在自体が何かを物語ってほしい」

――日本の現代彫刻家 北川宏人

photo by Kenji Miura   8月末のある午後、現代彫刻家・北川宏人(以下、北川氏と略す)の自宅アトリエを訪ねて取材した。ちょうど高さ2メーターの...