コラム >> 八牧浩行


<アフターコロナ時代の日中関係>(10)

経済界代表団180人が訪中、李強首相「日中各分野の協力をより良く推進」 十倉経団連会長「ビジネス環境について力強い話があった」と成果を強調

日中経済協会と経団連、日本商工会議所の代表団が訪中し、1月25日に北京・人民大会堂で李強首相と会談した。中国首相との会談は4年4か月ぶりで、代表団は約180人と大規模だっ...

<アフターコロナ時代の日中関係>(9)

上向く中国経済=GDPで米逆転へ、50年・75年も世界一に―中国の日本企業誘致熱、強まる

中国国家発展・改革委員会によると、2023年第1-3四半期(1-9月)に国内総生産(GDP)が前年同期比で5.2%増となり、世界の主要国の中でトップクラスの上昇幅となった...

<アフターコロナ時代の日中関係>(8)

<米中首脳会談>バイデン氏「一つの中国政策維持」、習氏「米中の共存共栄・台湾平和統一方針」示す=日中首脳会談、日中韓外相会談で東アジアは平和的発展へ

バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は11月下旬、米サンフランシスコ近郊で会談。途絶えている米中両軍高官の対話を再開させることで合意した。 理解し合うことが重要 ...

<アフターコロナ時代の日中関係>(7)

日中有識者民間対話『第19回北京―東京フォーラム』が共同宣言

「日中はアジアと世界の平和と繁栄に責任を」

日中両国の有識者民間対話会議「第19回北京―東京フォーラム」(中国国際伝播集団、言論NPO主催)が10月下旬に北京で4年ぶりとなる対面方式で行われ、共同宣言「北京コンセン...

<アフターコロナ時代の日中関係>(6)

「アジアの時代」を実感した杭州アジア大会 「一帯一路」国際フォーラムに130か国代表が出席

第19回アジア競技大会が9月23日から10月8日まで浙江省・杭州で華やかに開催された。競技数は40と2021年の東京オリンピックで実施された33競技を超える。アジア競技大...

<アフターコロナ時代の日中関係>(5)

中国、欧米主導秩序に挑む=BRICS、6カ国新加盟へ・グローバルサウス結集―日本は「橋渡し役」果たせ

中国、インド、ロシア、ブラジル、南アフリカで構成する新興5カ国(BRICS)が8月下旬、南アで開催され、新たにアルゼンチン、サウジアラビア、エジプト、イラン、アラブ首長国...

<アフターコロナ時代の日中関係>(4)

中国人団体客解禁で「爆増」へ 訪日外国人が急回復、半期で1千万人超え

コロナ禍の長いトンネルを抜けたのに伴い、インバウンド需要の回復が鮮明だ。日本政府観光局が発表した6月の訪日外国人客は207万3300人と、新型コロナウイルス感染症の拡大に...

<アフターコロナ時代の日中関係>(3)

米中対立「雪解け」へ一歩、今秋に首脳会談

米欧企業の「中国詣で」も活発化 ブリンケン米国務長官が6月に中国を訪問、対立していた米中両国は対話に向かい始めた。バイデン大統領は既に「(米中の)雪解けは近い」と明かし...

<アフターコロナ時代の日中関係>(2)

中央アジアと広島で開かれた「二つのサミット」、新たな時代を開く

5月中旬に、中国・中央アジアサミットとG7広島サミットが開催された。古代シルクロードの出発点(陝西省西安市)で開かれた中央アジアサミットには、中国のほか、カザフスタン、キ...

<アフターコロナ時代の日中関係>(1)

日本企業にチャンス到来 上海自動車ショー、広州交易会に大挙出展

中国ではコロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策から「アフターコロナ」に移行し、景気が持ち直している。4月中旬に発表された中国の1~3月の実質国内総生産(GDP)は前...

富阪聰著『「反中」亡国論―日本が中国抜きでは生きていけない真の理由』

日本に今、必要なのは「思い込み」ではなく「現状分析」

  米国と中国との対立が世界を覆っている。同盟国・米国と最大の貿易・投資相手国・中国との狭間で、日本は難しい選択を迫られる。多くの米国情報が溢れる...

フランコ・ミラノヴィッチ著『資本主義だけ残った=世界を制するシステムの未来』

米中はともに「資本主義」―勝つのはどちら?

タイトルを一瞥して、旧来の資本主義の勝利を称揚する本と見るのは大間違い。グローバル化した資本主義が、人々のモラルを欠いた「強欲」によって格差を拡大させるメカニズ...

安田峰俊著『中国VS.世界 飲まれる国、抗う国』

巨大パワー・中国にしたたかに対峙する12カ国の真実

比類ないパワーで国際舞台の主役に躍り出た中国。米中対立の中、米国情報が圧倒的にあふれる内外報道では、中国が多くの国々にとって「脅威となっている」との図式で描かれ...

マルクス・ガブリエル(著)髙田亜樹(訳)
『つながり過ぎた世界の先に―コロナ後、資本主義はどう変わるのか』

史上初めて中国が世界中の人間行動を統合=コロナ禍で完全に「同期」した!

「新実在論」「新実存主義」「新しい啓蒙」と次々に現代思想の新しい潮流を生み出している、ドイツの気鋭哲学者マルクス・ガブリエル氏が、新しい時代のビジョンを提起する...

趙瑋琳著『チャイナテック―中国デジタル革命の衝撃』

世界をリードする中国デジタルITの実態を実証的に分析

世界規模で急速に進展する経済のデジタル化は人々の行動や生活、社会経済に多大な影響を及ぼす。デジタル技術の進展は今後さらに加速するのは必至だ。デジタル技術で世界の...