コラム >> 八牧浩行


<アフターコロナ時代の日中関係>(5)

中国、欧米主導秩序に挑む=BRICS、6カ国新加盟へ・グローバルサウス結集―日本は「橋渡し役」果たせ

中国、インド、ロシア、ブラジル、南アフリカで構成する新興5カ国(BRICS)が8月下旬、南アで開催され、新たにアルゼンチン、サウジアラビア、エジプト、イラン、アラブ首長国...

<アフターコロナ時代の日中関係>(4)

中国人団体客解禁で「爆増」へ 訪日外国人が急回復、半期で1千万人超え

コロナ禍の長いトンネルを抜けたのに伴い、インバウンド需要の回復が鮮明だ。日本政府観光局が発表した6月の訪日外国人客は207万3300人と、新型コロナウイルス感染症の拡大に...

<アフターコロナ時代の日中関係>(3)

米中対立「雪解け」へ一歩、今秋に首脳会談

米欧企業の「中国詣で」も活発化 ブリンケン米国務長官が6月に中国を訪問、対立していた米中両国は対話に向かい始めた。バイデン大統領は既に「(米中の)雪解けは近い」と明かし...

<アフターコロナ時代の日中関係>(2)

中央アジアと広島で開かれた「二つのサミット」、新たな時代を開く

5月中旬に、中国・中央アジアサミットとG7広島サミットが開催された。古代シルクロードの出発点(陝西省西安市)で開かれた中央アジアサミットには、中国のほか、カザフスタン、キ...

<アフターコロナ時代の日中関係>(1)

日本企業にチャンス到来 上海自動車ショー、広州交易会に大挙出展

中国ではコロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策から「アフターコロナ」に移行し、景気が持ち直している。4月中旬に発表された中国の1~3月の実質国内総生産(GDP)は前...

富阪聰著『「反中」亡国論―日本が中国抜きでは生きていけない真の理由』

日本に今、必要なのは「思い込み」ではなく「現状分析」

  米国と中国との対立が世界を覆っている。同盟国・米国と最大の貿易・投資相手国・中国との狭間で、日本は難しい選択を迫られる。多くの米国情報が溢れる...

フランコ・ミラノヴィッチ著『資本主義だけ残った=世界を制するシステムの未来』

米中はともに「資本主義」―勝つのはどちら?

タイトルを一瞥して、旧来の資本主義の勝利を称揚する本と見るのは大間違い。グローバル化した資本主義が、人々のモラルを欠いた「強欲」によって格差を拡大させるメカニズ...

安田峰俊著『中国VS.世界 飲まれる国、抗う国』

巨大パワー・中国にしたたかに対峙する12カ国の真実

比類ないパワーで国際舞台の主役に躍り出た中国。米中対立の中、米国情報が圧倒的にあふれる内外報道では、中国が多くの国々にとって「脅威となっている」との図式で描かれ...

マルクス・ガブリエル(著)髙田亜樹(訳)
『つながり過ぎた世界の先に―コロナ後、資本主義はどう変わるのか』

史上初めて中国が世界中の人間行動を統合=コロナ禍で完全に「同期」した!

「新実在論」「新実存主義」「新しい啓蒙」と次々に現代思想の新しい潮流を生み出している、ドイツの気鋭哲学者マルクス・ガブリエル氏が、新しい時代のビジョンを提起する...

趙瑋琳著『チャイナテック―中国デジタル革命の衝撃』

世界をリードする中国デジタルITの実態を実証的に分析

世界規模で急速に進展する経済のデジタル化は人々の行動や生活、社会経済に多大な影響を及ぼす。デジタル技術の進展は今後さらに加速するのは必至だ。デジタル技術で世界の...

購買力旺盛なZ世代が「中国の風習」を変えた

中島恵著『中国人のお金の使い道―彼らはどれほどお金持ちになったのか』

「半年行かないと違う国になる」と言われるほど、中国の変貌ぶりはすさまじく、訪れるたびに度肝を抜かれる。中国を留学や仕事を通じて30年以上ウォッチしてきたジャーナ...

<米中覇権争い>

中国は「持久戦」で反転攻勢へ
“トランプ奇策”で米国の衰退が加速(2)

上海市浦東の高層ビル街 米企業からも「戦争の終結」を求める声 トランプ政権の中国への高関税は米国経済に悪影響を及ぼしている。中国の対米輸出の金額には中国へ進出している米...

<米中覇権争い>

米国は“市場の逆襲”浴び譲歩中国は“持久戦”で反転攻勢へ(1)

上海の目抜き通りで輝く「愛国」スローガン 米中の対立は次代の経済覇権争いの様相を呈し、追加関税をめぐり両国の応酬が続く。米国が攻勢をかけ、中国が防戦一方との図式が流布さ...