コラム >> 洪欣


アジアの眼〈76〉

「命と愛と平和」をテーマに立体作品を

――在米女性主義作家 Zhen GUO

ニューヨークの日曜日の朝、ウバーに乗って指定された作家のアトリエに取材に出かけた。 2023年、前回訪れたニューヨークでは、同時に展示会が開催されていた。Derfner...

アジアの眼〈75〉

「作品は鏡、それを通して命と アートの本質を映し出すもの」

――上海の抽象作家 陳墻

上海の宝山1919アートヴイレッジで、抽象絵画の代表作家の一人である陳墻(Chen qiang)氏を取材してきた。近作が並ぶアトリエは、わりと綺麗に整理整頓されていた。 ...

アジアの眼〈74〉

「アートは、多元性へ向かう橋渡し的な場を提供するもの」

――中国の現代美術家 胡項城

上海のPSA(現代芸術博物館)パワーステーション美術館で個展開催中の胡項城Hu Xiangchengを現場で取材してきた。 Asking Every Day天天問という...

アジアの眼〈73〉

「無くしたものは、形を変えて戻ってくるはずだ」

――肖像画を描き続ける現代美術家、童雁汝南

バーゼル香港に出掛けた際に、杭州をベースに作家活動をしている童雁汝南氏を取材した。 幼い頃、家ではお姉さんに絵画と書道の勉強をさせられていたが、みんなに黙って半年ほど一...

アジアの眼〈72〉

「砂漠にオアシスがあるように、アートは・・・」

――サウジで取材してきた日本が誇る国際評論家、南條史生

旧正月を忘れて久しい自分が今年は偶然にも大晦日にあたる2月9日に憧れのメキシコを訪れ、その後ニューヨークに行っては家具をアパートに運ぶ作業をし、東京に帰り着いたのはお月様...

アジアの眼〈71〉

「途上国から世界に通用するブランドを作りたい」

――日本の実業家、デザイナー 山口絵理子

青山通りに面したワールド北青山ビルの一階で、ショーとショーの合間に、山口絵理子氏に短い取材を試みた。ほとんど飛び込みなので20分ほどしか取れなかったにもかかわらず、彼女の...

アジアの眼〈70〉

「捨てられたものには、命の痕跡がある」

――ニューヨーク在住世界の美術家 Sook jin Jo

[caption id="attachment_13229" align="aligncenter" width="600"] アトリエ提供[/caption] ク...

アジアの眼〈69〉

絵を描く以外考えられない

――アメリカで活躍している若手作家   劉静涵 Jinghan Jesse Liu 

12月初旬のマイアミビーチは、アート・バーゼルを筆頭に同時期にArt Miami,Scope,Untitaled Artとアートフェアで盛り上がっている。この地域は、南米...

アジアの眼〈68〉

「僕は椅子をデザインしているわけではなく、方法論を研究しているのだ」

―デジタルアーティスト 張周捷

11月に入ったというのに、まだ暑い日が続いている。上海で何度も取材の約束をしたのに、日程が合わなかった張周捷氏にやっと会えた感じだった。開館準備で汚い格好をしていたので、...

アジアの眼〈67〉

アートは人類が作った最も善意的な創造物

――美術館の黎明期を担った国際派館長 木島俊介

今年の7月1日付で神奈川県箱根町に立地しているポーラ美術館の館長を退任した木島俊介氏を取材した。植物で覆われた入口から置物一つ一つがお洒落な自宅にお邪魔した。 [c...

アジアの眼〈66〉

「内に向かって 自分の未知へ辿り着く」

――日本の現代美術家、中辻悦子を訪ねて

大阪の心斎橋で現代美術家の中辻悦子氏を取材した。兼ねてから尊敬してやまない彼女の画集を夏のアートフェアで手にいれる好機に恵まれ、画集を精読しているうちにご本人に会いたくな...

アジアの眼〈65〉

「人間は建築を作る、 そして建築も人間を作る」

――エリート建築家 ユ・ヒョンジュン

あるアートフェアに出かけた韓国ソウルの出張に合わせて、インスタグラムで急遽連絡して建築家のユ・ヒョンジュン氏と取材の約束が取れた。そして、ソウル行きの日程は一日早まった。...

アジアの眼〈64〉

香川から東京へ「体に染みたリズムで描く」

――現代美術家 今井俊介

東京オペラシティアートギャラリーで4月15日から個展が開催されている現代美術家の今井俊介氏を取材した。展示会が終わりを告げようとする前日で、閉幕直前の少しだけ緊迫した気分...

アジアの眼〈63〉

「素材はボーダレス、それが作品自体に力を賦与する」

――杭州在住の彫刻家 林崗(Lin Gang)

アフターコロナに久しぶりに東京で林崗氏(以下、林氏と略す)に再会した。コロナ前に進めていた大地の芸術祭の中国地方都市での開催プロジェクトがコロナで延期を余儀なくされ、その...

アジアの眼〈62〉

「チャックを下ろすと現実の世界に戻ってしまうバンロッホ」の生みの親

――仮想現実を約40年前に描いた漫画家 井口真吾

1984年に漫画の中で誕生したキャラクター「Zちゃん」の世界をもとに、キャラクターや仮想世界の可能性を探究する「Zプラン」を開始した井口真吾氏は、漫画家として1983年よ...