JNTO、水際緩和でプロモ展開

訪日観光の再開に伴い、日本政府観光局(JNTO)は、水際対策や受け入れ状況に応じた訪日プロモーションに注力する。旅行先としての日本の認知度、日本への関心度を高める情報発信に取り組むほか、航空路線の復活を後押しする広告展開などを準備する。コロナ禍を経験した旅行者の意識の変化を踏まえて、サステナブル・ツーリズム、アドベンチャートラベルなど、訪日観光の新たな展開についてもアピールしていく。

訪日観光の再開を受けてJNTOでは、入国手続きや訪日旅行中の緊急時対応などの情報を海外に提供していく。さらに欧米豪市場などに向けては、訪日旅行の認知度、関心度を高めるため、ウェブサイトやSNSなどのデジタルプロモーションを強化する。アジア市場に対しては、リピーターを中心に誘客促進に取り組む。コロナ禍で休止している航空路線の復活に向けて、航空会社や旅行会社との共同広告などを展開していく。

訪日再開を踏まえ、今年12月に奈良県で開催される国連世界観光機関(UNWTO)ガストロノミーツーリズム世界フォーラム、来年9月に北海道で開かれるアドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)、2025年の大阪・関西万博など、大型国際イベントに関する情報発信も強化する。

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【記事提供:観光経済新聞