陳 秀娟 大連東潤文化メディア公司社長
政府と企業が共に低炭素グリーン社会を推進

春がやってくると万物が蘇生し、自然に親しみながら生活を楽しもうとする。4月29日、第5回大連(旅順)国際桜祭りが旅順口で開幕した。旅順の桜の歴史は古く、品種も多い。毎年、大連(旅順)国際桜祭りには、国内外の観光客が大勢やってくる。大連の春先における観光の目玉行事になっているのだ。

桜祭りでは、サイクリング大会、桜庭園での花見、写真コンテストの催しや、ヘビ館が開放されたりする。

5月1日、旅順口政府前の広場で、低炭素グリーンツアーの旅順第1回サイクリング大会が開幕した。これは旅順口区政府の主催で、大連東潤文化メディア公司が請け負った、政府と企業共催の公共イベントである。企画した東潤文化メディア有限公司は低炭素グリーン、健康、旅行のコンセプトに沿って、環境保護と健康的な活動とを結びつけて、市民に環境保護の意識を普及させ、多くの人々がこうした環境保護活動に参加するように呼びかけている。

今回のサイクリング大会は大連の自転車愛好者が対象で、1台からでも参加できる。公共イベントなので、参加者は桜庭園の見学と昼食が無料になった。大連市の15のサイクリングクラブ、600人余りの自転車愛好者が参加し、さまざまな年齢層からも好評だった。

大連天地行自転車クラブからは116人、大連捷安特風動単車クラブからは96人、大連庫塔単車クラブからは43人が参加した。

 

政府と企業が共同で市民の

ための公共イベントを開催

第1回サイクリング大会は旅順口区政府の主催、大連東潤文化メディア公司の企画によるもので、政府と企業が大型の公共イベントを共同で行った。大会の目的は低炭素グリーン、健康、旅行の新しいコンセプトを促進することで、環境保護グリーンと健康的な活動とを組み合わせて、市民に環境保護グリーンの意識を促し、多くの人々に環境保護活動に参加するように呼びかけるものであった。旅順口政府は、今回参加した自転車愛好者に昼食を用意し、桜庭園を無料で公開した。これは市民のためにという旅順口政府の新しいコンセプトである。

 

1000人のサイクリングツアー

——旅順口区の美しい風景

5月1日、事前に申し込んでいた685名の自転車愛好者たちが、大連の各地からやって来た。地元の15の自転車クラブも活動に参加した。このほか、当日参加の市民が400人以上もいた。

現地では、参加者によって、10mの長さの布に記念のサインが行われた。大連東潤メディア公司の陳秀娟社長は「これは低炭素旅行、グリーンツアーに対する市民の賛同を表すものです」と語った。

東潤メディアの職員が、丁寧にデザインされた環境保護グリーンのステッカーを、参加者の胸か肩に貼ってくれるのを、1000人近くのチームが整然と列をつくって待っていた。各自転車クラブはチームの大きな旗を振りながら待っている。チームによっては待っている間、流行の音楽を流して柔軟体操をし、このイベントに参加してうれしそうであった。

午前10時、旅順口区旅遊局の艾寧軍局長のピストルの合図で、それぞれのチームは旅順口区の人民政府の前から、目的地に向かって威風堂々と出発した。途中で龍河河畔の桜桃園、旅順口区委員会党学校を通過して、203景勝区の桜花園が終点である。サイクリングツアーは総計8㎞である。そろいのユニフォームを着た隊列は整然として素晴らしかった。

 

グリーンツアーは

人々の賛同を得て人気

この第1回サイクリング大会の成功は、大きな反響を呼んだ。1000人余りの集まりは、大連市サイクリングツアー愛好者にはこれまでなかったことである。この大会には、山西省の臨汾市閃電宇宙騎友会の自転車愛好者も参加していた。遠い山西からやって来た李さんは「このイベントに参加できて、うれしいです。また、今回、多くの大連の自転車愛好者と知り合えて本当によかったです。こんなに大勢のサイクリングツアーは初めてです」と話した。

自転車愛好者たちの反響から、低炭素環境保護意識が高まってきているようだ。また、このイベントを通して自転車愛好者たちは交流することができた。イベントは好評で、旅順口区政府の市民のための政策がよく反映されていた。

今日の社会は環境汚染がますます深刻になってきている。ビルが林立する中で生活している人々は、人類共同のこの地球のために、低炭素環境保護の社会に向けて行動する義務がある。旅順口区政府と大連東潤文化メディア公司共催の第1回サイクリング大会は、市民が積極的に参加し、各方面からの評判もよかった。これは、グリーン低炭素の意識が高まっていることの表れであろう。東潤文化メディア公司の陳秀娟社長は次のように語っている。「今後、我社は、さまざまな環境保護、グリーン生活をリードして、低炭素環境保護などの公共イベントを展開していきたいと思っています」。