衆聯(中国)セントラルキッチン研究院が日本のセントラルキッチンを視察

日本の食品安全と生産管理は世界的に評価されている。6月15日、日本セントラルキッチン工業株式会社及び『人民日報海外版日本月刊』の共同支援により、衆聯(中国)セントラルキッチン研究院代表団が日本のセントラルキッチン、学校給食センター、企業食堂(社食)、国会等を訪れ、東京ビックサイトで開催された国際食品工業展2017にも参加した。一行は日本の食品安全管理技術を学び、食品加工設備を視察した。

衆聯(中国)セントラルキッチン研究院の馮徳和院長、徐州市艾大米国人ファーストフード管理有限会社の崔炳栄代表取締役社長、沈陽誠真飲食管理有限会社の李成禎代表取締役社長、そして、日本側の責任者である日本セントラルキッチン工業株式会社の夏善志社長等の一行23人は、参議院議員会館、中央大学学生食堂、国際食品工業展、神奈川セントラルキッチン、埼玉県三郷市鷹野学校給食センター、資生堂社員食堂を8日間の行程で視察を行った。
6月15日、一行は参議院議員会館で日本食文化普及推進議員連盟事務局長の二之湯武史参議院議員と親しく交流した。

そして、本誌編集長の蒋豊は代表団に対し、「一帯一路構想が日中関係と飲食業に与える影響」について講演を行った。

6月19日、一行は本誌会議室において座談会を行い、代表団メンバーの各社経営陣たちは互いに意見を交換し、積極的にコミュニケーションをはかった。その後、衆聯(中国)セントラルキッチン研究院の馮徳和院長が講師となり、代表団に対して勉強会を開いた。
今回の視察は、代表団メンバーに大きな収穫をもたらした。沈陽誠真飲食管理有限会社の李成禎代表取締役社長は、「日本の食品安全と管理は世界トップレベルだと聞いていましたが、今回、自ら視察・体験して、まさにそのとおりだと実感しました。近年、中国のセントラルキッチン設備のレベルは、ようやく日本に追いついてきましたが、管理や食品安全、そして栄養バランスの各ソフトパワーにはまだまだ大きな隔たりがあります。今後さらに努力していきたいと思います」と感想を述べた。

日本セントラルキッチン工業株式会社の夏善志社長は、「衆聯(中国)セントラルキッチン研究院代表団の訪問は大変意義あるものでした。視察にとどまらず、中日両国の飲食業界の交流を深め、民間の交流を推進しました。今後も我々は、このような活動を数多く催していきたいと思います」と話した。