建国70周年祝典に向け華僑華人界が準備

中華人民共和国成立70周年は目前に迫っている。在日華僑華人は多くの「第一」によって、その記念すべき日を迎えるべく準備を進めている。9月9日、祝賀活動を準備している全日本華僑華人連合会、日本華僑華人連合総会、在日中国企業協会、日本中華総商会が東京・多元文化会館において共同記者会見をおこない、準備状況を発表した。

在日華僑華人国慶70周年祝賀式典組織委員会の総監督である顔安氏は、記者会見の席上、この大型式典は『礼敬共和国』という名称であり、新時代の輝き、在日華僑華人の「チャイナ・ドリーム」への展望、望郷の念、そしてハイクオリティー、斬新な意識を反映させたものであることを明らかにした。

顔安総監督によると、勇壮な国歌の旋律と鮮やかな五星紅旗の画面が式典全体を貫く主軸となり、華人大合唱、華人大舞踏、華人児童出し物などの演目がある。平面の舞台や階段舞台を使い、独特な芸術のメッセージとアクションによって、華僑華人社会が未曾有の活気を呈していることを表し、華僑華人社会が積み上げ、そして発揮している驚異のパワーを示すものとなる。

中国駐日本大使館の詹孔朝参事官兼総領事は挨拶の中で、この祝賀式典は「規模が最大で、影響力が大きく、サプライズがあり、参加を歓迎する」ものであるとし、構想の段階から顔安総監督と何度も話し合ってきたことを明らかにした。さらに、この式典でのパフォーマンスが建国から70年来の輝かしい業績や、中国共産党第十八回全国代表大会以来の光輝く歴史を反映させ、華僑華人の国際的視野により歴史を省みるものであってほしいと述べた。そして、すべての在日華僑華人団体が参加するはじめての活動であるとした。
さらに、詹孔朝参事官兼総領事は孔鉉佑駐日中国大使からの、今回の祝賀活動は集中して力を発揮し、国家中央メディア、日本メディア、華僑華人メディアの全方位からの報道を手配して、在日華僑華人の士気を鼓舞してほしいという指示を伝えた。

詹孔朝参事官兼総領事は最後に、会場の記者たちに対し、華僑華人が式典でサプライズを楽しめるよう、顔安総監督の「ネタバレ」の内容をすべて報道しないよう手加減してほしいとユーモアたっぷりに語った。

新たに就任した全日本華僑華人連合会の賀乃和会長は、祝賀式典のマンパワーのサポートと後方支援のために、活動の安全を確保し、ミスを最小限に減らすよう専門の人員を組織したことを明らかにした。

質疑応答では、本誌編集長で日本深圳経貿文化促進会会長の蒋豊は、準備状況から見ると、芸術の基準やレベルは問題ないとし、この式典全体では特に「初心忘れるべからず」や「爪痕を残す」、そして華僑華人の団結と前進をさらにアピールすべきだと提案した。

日本中国旗袍総会の奥薩卓瑪会長は、今回の活動の組織委員会の秘書長を兼任している。奥薩卓瑪会長は、準備活動は今まさに正念場を迎えており、私たちはすべての華僑華人たちが今回の祝賀式典に関わるように団結しなければならず、華僑華人の活動の一つ一つを、在日華僑華人のパワーが集結し団結する大きなチャンスにすべきだと述べた。