「国航杯」2018在日華僑華人子女中国語スピーチコンテストを開催


撮影/呂鵬 羅思琦

日本で「中国語学習熱」が再燃

昨年末のあの光景は今も記憶に新しい。東京で開催された、中国国際航空公司日本支社、『人民日報海外版日本月刊』、『日本新華僑報』共催による「『国航杯』2017在日華僑華人子女中国語スピーチコンテスト」が閉幕すると、弁士の子ども達や保護者の間から一斉に「2018年にまた会いましょう!」と声が上がった。こうして、日本で中国語学習の一波が生まれ、2018年11月24日、第2回目のスピーチコンテスが東京池袋で開催された。

「国航杯」を永続的に開催

胡志平公使参事官が中国駐日本大使館を代表して、二度目の開催となったスピーチコンテストを祝福し挨拶した。「我々は華僑華人として、自らの言語と文化に誇りをもつべきです。そして、子ども達が中国語という滋養のもとで健やかに成長できるよう励ましていかねばなりません」。

本大会の発起主催団体のひとつである中国国際航空公司日本支社は、一等賞の賞品として航空券を提供した。同社の馮力社長は挨拶に立ち喜び一杯に語った。「我々は中国人として、またその子女として、中国語を話せないというのは大変残念なことです。我々は、今後どんなことがあろうと『国航杯』中国語スピーチコンテストを続けていきます」。

小さな弁士たちが「国航杯」争奪戦を展開

大会組織委員会選考委員会の審査を経て、8番の成睿熹さんと20番の沈軒さんが幼児部門の一等賞に、10番の朱歴寒くんと19番の楊恰怡さんが児童部門の一等賞に、28番の刁思言さんが自由部門の一等賞に輝いた。

その他に、幼児部門では9名が二等賞、19名が三等賞に、児童部門では5名が二等賞、9名が三等賞に、自由部門では1名が二等賞、2名が三等賞に選ばれた。

国際色に富み、多言語教育で名高い宇賢教育学院は、『世上只有媽媽好』を熱唱して大会に花を添え、新進気鋭の華僑学校である睦新中文学校は、武術『初学双截棍』を堂々と披露した。さらに、会場では本誌編集長及び新華投株式会社が制作に関わったアニメ作品『ほしの島のにゃんこ』(TOKYO MXで毎週土曜日朝7:55~8:10絶賛放映中)が上映され、子ども達は、かわいい猫たちの冒険物語にひとしきり歓呼の声を上げ、緊張の表情を和らげていた。

伝統の華僑学校校長からのアドバイス

最後に、横浜山手中華学校の張岩松校長が審査員を代表して講評を行った。張校長は、まず、昨年よりも弁士のレベルがアップしていることを評価し、中国語教育に苦慮している仲間たちに三つのアドバイスを贈った。第一に、親が意識して中国語を話すこと。第二に、できるだけ子ども達を中国に連れて帰り中国を見せること。第三に、子ども達に美味しい中国料理を食べさせることである。さらに張校長は、現在日本では希少な中国語教育の教育資源について紹介し、中国語を学ぶチャンスを大切にし、しっかり学んで欲しいと、子ども達に励ましを送った。