華僑団体・中国メディアは祖国の貧困者扶助事業に参画を
中国エコ養蜂業委員会主任委員が日本の養蜂業を視察

「新時代の華僑団体は新たな行動を起こすべきであり、祖国の経済建設の核心的活動を展開すべきである」。このほど、日本の養蜂業を視察に訪れた中国質量万里行エコ養蜂業委員会主任委員で、著名なフィンテック専門家である惲銘慶博士が、在日華僑団体及び中国メディアと親しく交流した。


谷合正明・農林水産副大臣(右)を表敬訪問

惲銘慶博士は期間中、日本徽商協会、日本河北商会、日本深圳経貿文化促進会、日本泉州商会等の華僑団体及び『人民日報海外版日本月刊』、『日本新華僑報』、『現代中国版』と交流を行い、中国のリーダーである習近平氏は多くの僻地や村を訪れて現地の養蜂業を視察し、養蜂業を「貧困者扶助の要所」と位置付け、人びとの生活を豊かにし、中国の養蜂業に新時代の春が訪れたと紹介した。さらに、在日華僑団体及び中国メディアは祖国の貧困者扶助事業に積極的に参画し、養蜂業を一つのアプローチとして、新たな産業を創出し新たな成果を生んでほしいと励ました。


中国駐日本大使館経済商務部の景春海参事官(右)と交流

4月22日、惲銘慶博士は本誌編集長蒋豊の案内で、東京の中心部で養蜂業を営む柴田邦夫さん一家を訪ねた。惲博士は中国の養蜂業が貧困者扶助事業に果たす役割、特に「健康大国」時代に入り、蜂蜜が注目されるようになったことを紹介した。一行は屋上に案内され、実際に「さくら蜜」が醸成されている様子を見学した。柴田さんは、「ここは皇居のある新宿御苑の近くですが、こんな都会で養蜂ができるのも大自然の力のお陰であり、生態環境を改善しているだけでなく、生活環境を変え、さらにはライフスタイルの改善にもなっています」と話した。


中国駐札幌総領事館の孫振勇総領事(右)と会見

4月23日、惲博士は千葉へ赴き、日本泉州商会の王秀徳会長が経営する、中国資本では日本最大の農産品貿易会社である源清田商事株式会社を訪問した。惲博士は、日本市場において蜂蜜製品の国産品が占める割合はわずか5%で、95%を輸入に頼っており、そのうちの70%が中国産であると語り、日本市場でさらなる拡大をと期待を寄せた。


東京の養蜂業者柴田邦夫氏(右)を訪問

惲博士はさらに、衆議院議長の大島理森日本養蜂協会会長の代理である同会の山時丈昌常務理事と交流した。惲博士は、中国質量万里行エコ養蜂業委員会が養蜂業者のための手引書を策定したことは、中国の蜂蜜製品の品質と蜂蜜醸成管理技術向上への努力の表れであると語った。山時常務理事から惲博士に日本養蜂協会が作成した養蜂技術指導手引書が贈られた。また、4月25日午前には谷合正明農林水産副大臣とも会見を行った。谷合副大臣は、中国の養蜂業の発展の力を借りて、衰退する日本の養蜂業の振興を図ることで、中日経済交流の新たな協力分野を開拓したいと期待した。


インターネット協会の藤原洋理事長(右)を表敬訪問

同日午後には、インターネット協会の藤原洋理事長が惲博士と会見した。藤原理事長は、伝統ある中国の養蜂業が、「養蜂業+インターネット」、「養蜂業+金融」という新たな局面に入ったことを歓迎し、この分野での技術革新の実用化に期待したいと述べた。惲博士は、ブロックチェーン技術の中国養蜂業への導入に対する産業予備調査について言及した。


衆議院議長の大島理森日本養蜂協会会長の代理である同会の山時丈昌常務理事と交流

期間中、惲銘慶博士はさらに、中国駐日本大使館の景春海商務参事官、中国駐北海道総領事の孫振勇氏とも交流を行った。


日本泉州商会の王秀徳会長(左2)が経営する源清田商事株式会社を視察