本誌創刊5周年祝賀の集いを開催

創刊5年の本誌は、日本の700余名の国会議員、47都道府県知事に読まれ、中国を知るための一つの窓口となっている。また、経団連等に所属する数千の企業団体にとっては中日経済交流促進の架け橋となり、さらには、200以上の大学の図書館・国際交流部門においては、教師・学生の中国理解のチャネルとなっている。この5年、本誌は『人民日報』、『人民日報海外版』、『人民網』、『海外網』をニュースソースとするだけでなく、政財界の要人、文化人、華僑華人を百名近く取材し、日本社会で好評を博し広範な影響力を持つにいたった。本誌理事会は、「『人民日報海外版日本月刊』創刊5周年記念 日中企業経営者交流会2016」を、11月15日夕、ホテル椿山荘東京で盛大に開催し、日本の各界から200名が参加した。

中国駐日本大使館経済商務処の景春海参事官が挨拶に立ち、「『人民日報海外版日本月刊』が創刊されたのはまさに、“島の国有化”で中日関係が悪化していた時でした。そのような状況下、貴誌は5年来、中国の最新の情報を日本社会に発信し続け、中日関係の改善、中日の経済交流の促進に大きく貢献してこられました。貴誌は中国大使館のロビーの一番目立つ場所に置いてあります。中国大使館経済商務処としましても、毎月日本の企業等に貴誌を提供させていただいています。そして、私自身愛読者の一人として、いつも感謝の気持ちで読ませていただいています。明年は中日国交正常化45周年です。貴誌が中日両国間においてより大きな役割を果たされますことをお祈り致します」と述べた。

第27代参議院議長で日中友好七団体の一つである日中友好会館の江田五月会長は、「日中友好会館の中国青少年との交流活動に出席していたため遅れてしまいましたが、遅ればせながらお祝いを申し上げます。思い返せば『人民日報海外版日本月刊』が創刊間もない頃、表紙に掲載していただき、当時、私自身そんなに中国での知名度が高かったのかと嬉しくもあり驚きでもありました。貴誌創刊5周年を衷心よりお祝い申し上げます。日中関係は依然として微妙な時期にありますが、貴誌は中国人の日本社会に対する態度を反映し、中国人が日本語で日本に中国を紹介している非常に重要な雑誌です。貴誌がこの基盤の上にさらなる発展を遂げられますことを期待致します」と挨拶した。

公明党の山口那津男代表は、本誌創刊5周年の記念映像に出演して下さっただけでなく、公務多忙の中、会場に駆けつけ挨拶に立ち、「『人民日報海外版日本月刊』は中国と日本に関する情報を提供し、共有を促し、相互理解を深めることにどれほど役立ってきたかは論を待たないところです。それは年を重ねるごとに厚みを増していかれることと思います。それが、私たちが皆さんに期待するところでもあります。そして、このような場を通じて日中の企業経営者の皆さんが交流を深めていくことが、日中の経済交流の発展に貢献していくことは間違いないと思います。政治もそうした交流が益々進むように環境を整えていくという役割がさらに重要になってくると思います」と述べた。

山口代表はさらに、「日中両国政府の間では時折、主張がぶつかり合うこともありますが、公明党のような政党が、中国共産党や中国政府との長い友好交流の歴史を踏まえて関係をつないでいく役割が重要になっていくと思いますし、使命だと考えています。『人民日報海外版日本月刊』がこれからも大きく発展されることを重ねてお祈り申し上げます」と祝福した。

本誌編集長の蒋豊は、「日本で日本語によって中国を紹介する月刊誌を刊行することは容易なことではありません。本誌が創刊5周年を迎え、日本社会で認知され日本の上層社会に影響力を持つようになったのは、『人民日報海外版』ならびに中国駐日本大使館のご支援、編集に携わる皆さんの努力、日本の各界の読者の皆様のご愛顧によるものです。これからも我々は中国を語り、中国の声を日本の各界に届けるべく精進してまいります」と挨拶した。