『人民日報海外版日本月刊』創刊3周年記念祝賀会


中野良子さんと「大海啊故郷」を合唱する来賓の方々

光陰矢の如し。『人民日報海外版日本月刊』は創刊3周年を迎えた。2014年11月26日、「『人民日報海外版日本月刊』創刊3周年記念祝賀会 日中企業経営者交流会2014」が秋雨の降る東京・青山ダイヤモンドホールで行われた。

自由民主党の二階俊博総務会長、公明党の西田実仁党参議院幹事長、中国駐日本大使館から楊宇参事官兼大使館報道官、明暁東経済処参事官、景春海経済商務処参事官、俳優の中野良子さん、横浜市立大学元学長の加藤祐三名誉教授、全日本華僑華人連合会の顔安会長、中国留日同学総会の汪先恩会長、さらに『人民日報海外版日本月刊』理事長である株式会社ブロードバンドタワーの藤原洋会長兼社長CEO、理事・法律顧問の大江洋平弁護士など、各界を代表する方々が列席した。

二階俊博総務会長は本誌の読者であり、「本日は多くの来賓の皆様が『人民日報海外版日本月刊』創刊3周年記念祝賀会に参加なさっているのを見て、大変うれしく思います。先日、日中両国は四点の基本合意に達しました。以前のように日中両国がアジア、世界のためにさらに大きな貢献をしていくことを願っています。このために各界はともに努力しなければなりません。『日本月刊』掲載のニュース、インタビューなど、両国国民のために伝えられる各方面の情報は、相互理解を深めるものであり、私は毎号それを感じています。先日、私は日本月刊のインタビューを受けましたが、一両日の間に大きな反響がありました。ある方から連絡があり、『3000人を引率して中国を訪問するそうですが、私も参加したい。このことは取材記事を読んで知りました』と、私はこの影響力の大きさに驚きを禁じ得ませんでした。来年4月の地方統一選挙終了後、この訪中団の活動に着手したいと思います。日中両国が子々孫々友好関係にあるためには、政治力だけでは足りません。さらに民間交流を拡大し、日本国民の中国に対する理解を深め、中国との友好の声を拡大していく必要がありますので、『人民日報海外版日本月刊』は両国の民間交流の掛け橋として重要な役割を担っているのです。私はこの雑誌がますます成功されることをお祈りするとともに、5周年記念には再びお祝いに駆けつけたいと思います」と祝辞を述べた。


祝賀会の様子

中国駐日本大使館を代表して楊宇参事官兼大使館報道官は「『人民日報海外版日本月刊』は創刊以来3年間、中国の政治、経済、社会など各分野の最新の状況をタイムリーに報道するだけでなく、日本の各界を代表する方たちへのインタビューも行い、日本の読者が中国を理解するための橋を架け、両国民の相互理解促進のために積極的な役割を果たしています。われわれは、『日本月刊』が今後さらに高い目標を達成し、さらに多彩で豊富なコンテンツを提供し、さらに多くの読者を獲得し、さらに大きな成功を収めることを願っています」と、日本語と中国語で挨拶した。

かつて映画『君よ憤怒の河を渉れ』(中国語題:追捕)で真由美役を演じ、中日両国民に大変知られた芸術家である中野良子さんは「『人民日報海外版日本月刊』が創刊して3周年、いつも楽しみに拝見しています。この雑誌は詳細に正しく中国の政財界、文化界の声を伝えています。日中両国民は新たな精神文化、平和文化の構築を望んでいますので、今後も『人民日報海外版日本月刊』に頑張っていただきたいと思います。中国にしかできないことがあり、日本にしかできないことがあります。両国の協力関係がさらに強化されることを私は心から希望しております」と挨拶した後、中国語と日本語で「大海啊、故郷」の合唱をリードされ、会場の雰囲気を盛り上げた。


女性企業家の方々

加藤祐三名誉教授は祝辞の中で、在日華僑華人がその勤勉な努力によって両国民の交流に大きな貢献をしていることを称賛した。加藤先生は、以前自分の学生だった本誌編集長の蒋豊が学生時代に刻苦勉励して学び、2年間で研究書4冊を翻訳し中国社会科学出版社から刊行したことを紹介し、今後日本の華僑華人社会からこのようなメディア人がさらに輩出することを希望した。

本誌理事長の藤原洋氏は企業家を代表して、「2013年の貿易統計から見ると、日本の中国からの輸入額は17兆6500億円、米国からの輸入額は6兆8100億円、日本の中国への輸出額は12兆6300億円、米国への輸出額は12兆9300億円であったと紹介し、日中の経済の結び付きは日に日に緊密になり、互いになくてはならない関係となっており、今後日中両国はパートナーとして、アジア、そして世界のために発展し続ける原動力になるべきだと思う」と述べた。

本誌理事・法律顧問である大江洋平弁護士は、「ここ数年、日本では『中国は崩壊する』といった類の本が多く刊行されている。しかし,これらの本は,日本側からのいわば希望的観測が書かれたものにすぎない。中国の真の姿を知るためには,中国側から発信される情報も吟味しなければならないが、日本国内にいては,そのような情報になかなか触れることができないのも事実である。この点,『人民日報海外版日本月刊』は,日本国民に対して,ありのままの中国を,日本語で伝える刊行物であり、非常に重要な役割を果たしている」と述べた。

日中友好協会、日中協会、日中友好会館、日中経済協会、日本国際貿易促進協会など日本の友好諸団体、さらに著名な華僑団体である全日本華僑華人連合会、東京華僑総会、中国留日同学総会、日本徽商協会など、日本各界および華僑界の代表200名以上が交流会に参加した。本誌理事の上海電力日本株式会社をはじめ、松山バレエ団、日本浙江総商会、株式会社フォーカス・アジアからは祝いの花籠が贈られた。(写真/呂鵬 張桐)