創刊2周年記念祝賀会を盛大に開催

「今日は秋晴れの爽やかな天気です。中日関係もいつ、この天気のようになるのだろうかと、ご臨席の皆様も思われていることでしょう。本日は政治家、企業家、文化人、メディア関係者、中国大使館の外交官、華僑・華人の方々にお集りいただき、両国関係を改善して中日友好を促進しようとする熱い思いを感じております。中日関係の春を迎えるため、共に努力してまいりましょう」。

11月20日の夜、東京北青山の青山ダイヤモンドホールで開催された「『人民日報海外版日本月刊』創刊2周年記念祝賀会・日中企業経営者交流会2013」の席上、編集長・蒋豊の主催者挨拶に大きな拍手が寄せられた。

来賓として挨拶に立った公明党代表の山口那津男氏は冒頭、「『人民日報海外版日本月刊』の取材を受けたことがありまして、大変すばらしい雑誌だと思っています。この雑誌は毎月、日本の国会議員に送られていますが、私も愛読しています」と述べ、「日本の政治家にとって、この雑誌は様々な面から中国及び中国各界の人々の考えを理解するのに大変に役立ちます」と話した。

そして、「公明党は自民党と連合政権の期間内に、日中間で緊迫している局面を打開し、新たな友好の展望を開き、日中首脳会談の早期実現をめざします。日中両国が相互信頼を基に築きあげてきた友好関係は、世界の繁栄と平和につながるものです」と語った。

また、民主党最高顧問、前参議院議長の江田五月氏も『人民日報海外版日本月刊』の愛読者として、「この雑誌を読むようになってから、事柄によっては、中国と日本とでは考え方が異なることが分かりました。私たちは日本人として日本の立場だけで考えがちです。しかし、この雑誌を通して中国の主張も理解できます。双方には違いがあるという前提があれば、その違いを脇に置いて、良好な関係を維持することができると信じています」と述べた。

中国駐日本国大使館参事官兼大使館報道官の楊宇氏は大使館を代表して、大要以下のようにスピーチをした。

中国の発展は世界の注目を集めている。報道関係の参事官として、日本で中国に関する報道は多くなっているように感じるが、中日間の相互理解と信頼は不充分で、まだ多くの可能性があると思われる。こうした点で、日本語版の『人民日報海外版日本月刊』は日本の読者に中国の情況を紹介し、そして編集長の蒋豊氏はメディアで活躍され、中国のテレビ、映像、刊行物を通じて中国の読者に日本の情況を紹介することにより、中日関係が正常な軌道にのるように、両国の人々の相互理解と信頼を高めていく努力をされている。

株式会社クロスカンパニーの石川康晴・代表取締役社長が乾杯の挨拶を行い、株式会社ブローバンドタワーの藤原洋・代表取締役会長兼社長CEOが中締めの挨拶を行った。今回の祝賀会は、人民日報海外版日本月刊、中国南方航空東京支店との共催、株式会社クロスカンパニー、大江洋平法律事務所、新東方商事株式会社、CHI株式会社の協賛によって開催された。

祝賀会には、日中友好協会、日中協会、日本国際貿易促進協会、創価学会、松山バレエ団などの友好団体、華僑団体の日本華僑華人聯合総会、東京華僑総会、日本徽商協会などの代表者とともに日本の各界及び華僑・華人の代表300人余りが出席した。(撮影/郭斌、楊洋、呂鵬)