日本の各界及び華僑 華人の約300名が出席
『人民日報海外版日本月刊』創刊1周年記念交流会を開催

「中日関係は四季のようです。暖かな春の日があれば冷たい冬の日もあります。中日関係は天気のようでもあります。晴れの日があれば曇りの日もあります。しかし、今日この会場にお集まり下さった、約300名のご来賓の皆さまの熱気から、両国が友好の隣国でありたいという気持ちに変わりがないことが伝わってきます。40年前、中日の民間交流が国交正常化を後押ししました。今後の40年も同じように、中日の民間交流によってアジアの両大国は相互に発展繁栄していかなければなりません。日本語版『人民日報海外版日本月刊』はその一翼を担って参りたい」

10月11日夜、東京中国文化センターで開催された『人民日報海外版日本月刊』創刊1周年記念交流会の席上、蒋豊編集長は開会の辞でこのように述べた。

『人民日報海外版』の張德修編集長が以下の祝電を寄せた。

「2011年9月25日『人民日報海外版日本月刊』は東京で創刊されました。それによって、日本の各界の有識者ならびに国民が、より手頃に、より包括的に、より客観的に、発展・変化する中国を理解するための窓口が一つ増えたことは、中日両国国民の交流と理解の増進に利するものであります。『人民日報海外版日本月刊』はこの一年来、安定して発行部数を増やし、読者も次第に増えています。発送地域も徐々に拡大し、記事の内容やニュースは次第に多くの方から好評を得るようになりました。隣国である中国と日本は、本年、国交正常化40周年を迎えました。両国の友好往来、互恵協力、安定的発展を維持し、共に両国国民の幸福を図り、両国の政界要人およびすべての有識者は、大局に立ち知恵と努力を傾注することが必要です。その中で我々メディアが重責を担っていることは周知の事であります。『人民日報海外版』および『人民日報海外版日本月刊』は、内容充実のためのご意見に耳を傾け、より良いものを提供できるようさらに努力し、読者の皆さまにお応えしてまいりたい」

そして、祝福に訪れた、元参議院議長で日中友好会館の江田五月会長は「『人民日報海外版日本月刊』は創刊以来、中日交流促進のために、中日友好に大きな貢献をされました。今年は日中国交正常化40周年であります。中日関係には多少の紆余曲折はあっても、中日の長い友好往来の歴史においては、小さな出来事に過ぎません。このような状況下で『人民日報海外版日本月刊』は、今後ともさらに大きな貢献をされ、両国国民の相互交流と理解を推進されていくことと確信致します」と挨拶した。

また、元自民党幹事長で、日中友好協会の加藤紘一会長も『人民日報海外版日本月刊』に大きな期待を寄せ、「私は仕事の関係で、新中国成立以来『人民日報』を最もよく読んだ一人であろうと思います。『人民日報』には深い思いがあります。『人民日報海外版日本月刊』が益々充実し、日本社会に中国の庶民の生活を紹介していただくことを希望致します。現在、中日関係は緊張状態にありますが、だからこそ、お互いをより理解する必要があり、『人民日報海外版日本月刊』は大きな貢献をされました」と語った。

衆議院議員で日中友好議員連盟の近藤昭一幹事長は、「今年は日中国交正常化40周年で『人民日報海外版日本月刊』創刊1周年でもあります。今日はこんなに多くの中国の古い友人とお目にかかることができ、大変嬉しく思います。人と人との交流こそ、両国交流の基礎であります。『人民日報海外版日本月刊』が、両国の人々にこのような交流の機会を提供されたことが、まさに中日関係を前進させる基礎であると思います」と挨拶した。

さらに、中国駐日本国大使館広報部、大使館報道官の楊宇参事官が大使館を代表して、「近年来、中国経済の急速な発展に世界が刮目しています。特に隣国である日本は中国の情勢に最も注目しています。『人民日報海外版日本月刊』の創刊によって、日本の人々の中国理解の窓がまた一つ開かれました。気運に応じて生まれたと言えるでしょう。また、編集長自ら、一年にわたって日本の各界の要人を取材し、日本に中国を紹介しながら中国に日本を紹介し、中日相互理解の増進に大きな貢献をされてきました」と創刊1周年を祝った。

交流会には、元法務副大臣の富田茂之衆議院議員、西田実仁参議院議員、水戸将史参議院議員、元衆議院議員の高邑勉氏が祝福に訪れた。また、上田清司埼玉県知事、武幸太郎株式会社内田洋行常務等から、祝電が寄せられた。そして、日本国際貿易促進協会、日中協会、創価学会、松山バレエ団等、日本の友好団体および日本の著名な華僑団体である日本華僑華人聯合総会、東京華僑総会、日本中華総商会、中国光彩事業日本促進会、日本徽商協会等から代表が訪れ祝福し、日本の各界および華僑の代表約300名が記念交流会に参加した。(撮影/呂鵬、邢熠)