次世代の驚くべき暮らしとは?

奇妙奇天烈摩訶不思議。世界インターネット大会はインターネット各界の出席者を集めたが、そのうち多くが業界内のライバルだった。しかし彼らには、毎日未来を思考するという共通点がある。今日の意外な発言は、10年後に現実となるかもしれない。

 
浙江省烏鎮で開かれた第1回世界インターネット大会の様子

<予言その1 >

検索の革命が起きる

 

ポータルサイト

「捜狐網」張朝陽会長

スキャンで物体を識別

今後はある物体をスキャンするだけで、それが何であるかを識別できる。クラウドコンピューティングにより多くの情報を獲得し、これを見るだけで未来を知ることができる。

 

スマホメーカー

「小米科技」雷軍会長

未来はディスプレイの世界に

テレビは携帯電話のディスプレイに、携帯電話はテレビのリモコンになる。未来の携帯電話はオフィスや家庭などで増加するセンサーを結ぶ媒体になる。次々と応用できるシーンを発見し、スマート端末をすべての人に普及させる。

 

テンセント

馬化騰会長兼CEO

電話は今後無料化へ

電話は今後、無料化される可能性がある。テンセントが現在提供している無料電話サービスは、長期的に見ると競争力を持たない。未来の通信事業は、主に通信料金に依存するようになる。

 

<予言その2>

人類の不老不死が実現?

 

孫正義氏

病気や事故の回避が可能に

予防対策は将来的に非常に先進的になり、交通事故が発生することも、人が病気にかかることもなくなる。人やペットを探したり、道を尋ねる場合、ロボットが手を貸してくれ、さらに災害や自動車事故など、様々な処理を手伝ってくれる。

 

張朝陽会長

不老不死が可能に

未来の世界は、ナノテクなど非常に期待できる。私たちの世代では、不老不死を可能にし、今後30年内にすべての疾患を治療できるようになるかもしれない。

 

<予言その3>

最高の投資先

 

ネット通販大手

阿里巴巴(アリババ)馬雲会長

中国最大の問題は健康と娯楽

私は映画、スポーツ、医療に投資している。今日の水、大気、食品安全問題により、10年後に多くの家庭で問題が生じるからだ。今準備を開始すれば、未来の社会問題が巨大なチャンスになるかもしれない。例えば水と大気の質が悪ければ、携帯電話の性能が優れていたからといっても何にもならない。文化産業もそうだ。阿里巴巴が恐れているのは、財布の中がぎっしり詰まっているが、頭の中が空っぽなことだ。今後、健康と娯楽の2つの産業を手がけ、人々をより健康に、幸せにしていきたい。

 

検索エンジン「百度」

李彦宏会長兼CEO

人工知能に投資

百度は主に人工知能に投資している。パソコンはいつか、人の脳より賢くなる。例えば、劉芳菲(CCTVのキャスター)の写真を撮影するだけで、ネット上に劉氏の画像 が何枚あるかを検索できたり、馬雲氏の写真を撮影すれば、結婚相手の最良の マッチングを行ってくれる。これは遠い未来のことのように思われるかもしれないが、実際には間もなく実現しようとしている。