ネット上で航空機を販売

杭州の電子商取引サイトで最近、中国初の「ネット上の航空機売買」の取引が行われた。飛行歴4、5年のヘリコプター「ロビンソンR-22」が200万元(約2450万円)で長沙一航空公司から個人オーナーに転売された。

この取引をまとめたブローカーは、杭州で企業した「80年代生まれ」のグループだ。2011年4月、5人の若者が50万元を投資して「365プライベート航空機ネット」を設立した。彼ら株主たちはみな高等専門学校の卒業生か在校生で、一番の年長者でも1984年生まれだ。

「僕たちが自家用航空業にターゲットをしぼったのは、一つにはグループのメンバーに飛行機に興味を持つ者がいたこと。また2010年に国が低空領域を徐々に開放する政策を打ち出したことからです」とメンバーの中心である27歳の李鵬氏は言う。

会社を登記する前、若者たちは5カ月かけて市場調査をし、専門家に教えを受け、その結果、企業とオーナーに向けた航空機のネット販売サイトを立ち上げたのである。

2012年6月中旬、自称「プロのゲーマー」という顧客から連絡があり、中古のヘリコプターを買いたいと言ってきた。いろいろ探し回り、サイトの社員が長沙一航空公司でロビンソンR-22を見つけた。

李鵬氏は、「このヘリは証明書も揃っていて価格も適正でした。極限試運転検査の結果、性能もよかったので、200万元で手を打ちました。これは中国国内において、初めてのネットを通して販売された航空機です」と語った。