第1回中国国際輸入博覧会を開催

「強風と驟雨を数え切れないほど経験してもなお、大海はそこにある!5000年余りの苦難を経験してもなお、中国はここにある!未来に向かって、中国は永遠にここにある!」。第1回中国国際輸入博覧会の開幕式で習近平国家主席は気迫に満ちた言葉で、中国経済の発展への自信、中国国民の進歩への自信、中国という国の強大化への自信を世界に向けて厳粛に表明した。


11月10日に行われた中国国際輸入博覧会の記者会見

中国経済の生命力

輸入博覧会の展示館で最大面積を占めたのはハイエンド インテリジェント機器であり、工業の未来をリードする世界の最先端技術100点余りが展示された。メイドインチャイナからスマート製造インチャイナへ、世界の工場から世界の市場へ。開放と協力の国際的プラットフォームである輸入博覧会は世界経済振興のために「ブルーオーシャン」の新航路を切り開く。

現在、世界経済には深い構造的変化が生じている。経済のグローバル化は逆風に遭い、貿易の自由化は阻まれている。すでに世界経済貿易体制に深く融合し、その中核ともなっている中国の経済発展が障害に遭うことは避けがたい。われわれは一つには、歴史の大勢を見極め、「開放的、包摂的で、あまねく恩恵のある、均衡ある、ウィンウィン」という時代の潮流が滔々たることを堅く信じ、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバルガバナンス観を堅持し、世界経済ガバナンス体制の変革を積極的に推進するべきだ。もう一つには、発展の情勢を見極め、中国経済発展の健全で安定したファンダメンタルズに変化はなく、質の高い発展を支える生産要素条件に変化はなく、長期的に安定を維持しつつ好転するという全体的基調に変化はないことを堅く信じる必要がある。

中国国民の博識さと知恵

輸入博覧会のマスコット「進宝」は首に青と黄色のスカーフを巻いている。黄色は「シルクロード経済ベルト」を、青は「21世紀の海のシルクロード」を意味する。「一帯一路」沿いの58カ国から全体の3分の1に相当する1000社余りの企業が出展した。展示館内をめぐると、まるでシルクロードを再び歩いているかのようだ。

悠久の昔から、「平和協力、開放包摂、相互学習参考、互恵ウィンウィン」というシルクロード精神は代々受け継がれてきた。「一帯一路」は中国発だが、世界に属する。今日、「一帯一路」建設は中華民族の文明間交流への渇望、平和と安寧への期待、共同発展への追求、素晴らしい生活への憧れを乗せている。シルクロード精神を堅持して、中華民族は各国の人々と手を携えて開放と通じ合いを堅持し、イノベーション先導や包摂性を堅持し、一致協力して中国を変え、世界も変えることのできる壮麗な叙事詩を綴る。

中国という大海の力

輸入博覧会の中国パビリオンには「共羽華平」との名がある。これは「平和が永続し、普遍的に安全で、共に繁栄する、開放的包摂的かつクリーンで美しい世界」を各国と共に築くという中国の決意と自信を寓意している。

中国は大国であり、960万平方キロメートル以上の国土、13億人余りの内需市場、9億人余りの労働力人口を擁し、計り知れない発展の強靱性と潜在力、行動の余地を持つ。さらに重要なことに、中国には独特な制度的優位性があり、党の揺るぎない指導は力を集中して大きな事を実行する政治的優位性を存分に示しており、盛んな力を集め、改革の全面的深化と開放の全面的発展によって発展の原動力を発揮させ続けている。あらゆる取り組みに対する党の指導を堅持してこそ、中国のより高水準の開放を推進する歩みが停滞することはなく、開放型世界経済の建設を推進する歩みが停滞することはなく、人類運命共同体の構築を推進する歩みが停滞することはない。強大化する中国を前に、アフリカのある出展業者は「中国に来なくて、どこに明日があるのか」と語った。

山は高く険しいゆえに雄大であり、海は波が逆巻くゆえに壮大だ。風波に幾度ももまれて、大海はあり。ゆえに、中国経済は必ずや質の高い発展への移行を加速することができ、中国国民は必ずや前進の道におけるあらゆる困難や試練に打ち勝つことができ、中国は必ずやさらに明るい発展の未来を迎えることができる。