北京の地下鉄が国内最長に
442㎞

「北京の地下鉄は出かけるのにますます便利になった!」。呼家楼に住む梁さんは今日11時頃の列車で杭州へ出張するが、新しく開通した地下鉄6号線を使って、1時間も経たずに北京南駅に着くことが出来た。「今は呼家楼から6号線に乗って、平安里で1回だけ、4号線に乗り換えれば南駅に着ける。今までより便利なことこの上ないよ」と語っている。

2012年12月30日、北京では地下鉄6号線、8号線の南側区間、9号線の北側区間と10号線二期工事区間の4本の新路線が予定通り営業運転を開始した。今回試験営業を開始した新路線の総延長距離は69.8㎞で、これで北京は、現在までに軌道交通の総営業距離が442㎞となり、国内の地下鉄としては最も長い営業距離を誇る都市となった。

4本の新路線開通で、北京の地下鉄の1日当たり利用者数は70万人前後増えると予想されている。従来、北京の地下鉄は15路線で、1日当たりの利用者数は延べ750万人、平日のラッシュ時には延べ850万人を越えたこともある。今回6号線が新たに開通したことで北京の地下鉄は16路線となり、平日の1日当たり利用者数は延べ850万人、ラッシュ時には延べ900万人から、多いときで1000万人を超えると見込まれている。

北京市交通委員会は2015年までに北京の地下鉄の総延長距離を660㎞とする計画だと語っており、これらすべてが予定通りに進み、また現在建設中のプロジェクトが順調に完成すれば、2020年には北京の地下鉄の総延長距離は1050㎞に達すると見込まれている。