能登震災復興支援チャリティと国際親善芸術家協会設立6周年を記念し
「宮本龍之介 presents 初夏の国際親善音楽午餐会」開催

2025年6月29日(日)、東京・東麻布の高級中華レストラン「富麗華」にて、能登震災復興支援チャリティと国際親善芸術家協会の設立6周年を記念した「宮本龍之介 presents 初夏の国際親善音楽午餐会」が盛大に開催された。

会場となった「富麗華」は、上海出身のオーナー・中條氏が手がけるミシュラン星付きの名店で、日本の政財界や文化人から厚く支持されている。伝統を重んじる宮廷中華のフルコースが振る舞われ、国内外の賓客が集う華やかな宴となった。

今回のイベントは、国際親善芸術家協会の理事長であり、国内外で活躍するテノール歌手・宮本龍之介氏がプロデュース。会場にはスペイン、サウジアラビア、シンガポール、中国、香港、マカオ、韓国など多国籍の来賓が列席し、音楽と芸術を通じた国際交流の一日となった。

幕開けは、宮本氏自らがピアノ演奏とともにステージに登場し、プッチーニ『トスカ』より「星は光りぬ」、レオンカヴァッロ『道化師』より「衣装をつけろ」を披露。その圧倒的な歌唱力に会場は静まり返り、演奏後には万雷の拍手が巻き起こった。

その後、国際親善芸術家協会の顧問を務める元参議院議員・国際政治経済学者の浜田和幸氏が挨拶。宮本氏による「乾杯!」の発声とともにヴェルディ『リゴレット』の「女心の歌」が突如披露され、会場を巡りながらのサプライズパフォーマンスが観客を魅了した。

第一部のプログラムでは、イタリアオペラやドイツ語歌曲の名曲の数々が披露された。なかでも、レハール『微笑みの国』より「君こそ我が心のすべて」は、舞台の背景が中国とオーストリアであることから、日中友好を象徴する選曲として感動を呼んだ。

また、クラシックピアノの橋爪淑恵氏、フルートの久米ひなた氏、ギターの鈴木洋一氏による名曲演奏や、宮本氏とのDUOによる「ダニーボーイ」「イエスタデイ」などのポピュラー曲も織り交ぜられ、会場は温かく穏やかな雰囲気に包まれた。

第二部では、来場者による中国古典舞踊が披露され、中国出身者と日本人ダンサーがペアで踊る姿が、文化交流の象徴として注目を集めた。

さらに、会場内には能登震災復興支援のためのチャリティBOXが設置され、宮本氏自らが各テーブルを巡り寄付を呼びかけた。集まった義援金は、全額が石川県の災害義援金受付窓口へ寄付される予定だ。

理事長の宮本氏は、「能登の地は震災に加え、その後の水害の影響もあり、いまだ完全な復興には至っていないと伺っております。私たちは復興支援の活動を継続し、関心を寄せ続けることで、『被災地を忘れていない』というメッセージを届けていきたいと考えています」と語り、さらに「文化や人種の垣根を越え、国際親善と平和の架け橋となることを目指してまいります」と決意を述べた。

音楽家の両親のもとで育ち、ピアノ・声楽・演技・武術・美術・ダンスに通じる宮本氏は、国内外で注目される新鋭の芸術プロデューサーとしても知られる。今回もまた、その多彩な才能と国際的な人脈を活かした、文化の架け橋となるイベントとなった。