中国作家協会が4月28日に上海で発表した「2023中国ネット文学青書」(以下、「青書」)によると、中国のネット文学ユーザーの数は5億2000万人に達した。作品総数は3000万作品以上に達している。
2023年、中国のネット文学作品の海外市場は40億元(約868億円)規模に、海外のアクティブユーザーの数は約2億人となっており、世界のほとんどの国・地域をカバーした。
「青書」の中国全土の重点ネット文学プラットフォーム50プラットフォームのデータによると、2023年、ネット文学の売上高は合わせて約340億元(約7344億円)に達した。
有料サイトにおけるオンライン閲覧の売上高は伸び悩んでおり、各サイトは新業態を模索し、短編作品や同じ趣味や志を持つ個人またはサークルや団体で創作する「同人業務」などを導入するサイトも増えている。
2023年、中国のネット文学の海外発信が目に見えて強化された。生成的人工知能(AIGC)技術が活用されるようになったことで、海外進出の効率が高まり、より広い範囲に発信することができるようになっている。
そして、中国のネット文学のストーリーテリングの手法などを参考にする海外のネット文学や超短尺ドラマが増えている。2023年末の時点で、海外の各プラットフォームから生まれた現地の作者は約100万人で、所属作者は「Z世代」がメイン。
海外においてオリジナル作品150万作品以上が生まれた。海外のプラットフォームは、中国のネット文学の運営スタイルも参考にしており、オリジナルコンテンツのIPビジネスや産業チェーンの開発を始め、世界IPエコロジカルが作り出されている。
また「青書」によると、2023年、中国のオンライン作家チームがさらに拡大した。重点ネット文学サイト・50サイトのデータによると、新規登録した作者は前年比10%増の約250万人で、新規所属作者は同比17%増の26万人だった。
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