日本中華總商会がタイで「華商の夕べ」を開催

2023年6月25日、バンコクでの第十六回世界華商大会に際して、日本中華總商会(CCCJ)が主催する「華商の夕べ」が、バンコクQSNCC国際会議センターで開催され、次回の世界華商大会のホストであるマレーシア中華總商会及び、世界華商大会の三大発起人であるシンガポール中華總商会、香港中華總商会、タイ中華總商会をはじめとする世界各国の中華總商会の代表、在タイ日本国大使館の外交官及び在タイ日系企業の代表、300名に及ぶ華商が出席した。

日本中華總商会の蕭敬如会長が主催者を代表して登壇し、先ず、日本華僑總商会の概況について語った。1999年9月9月に東京で設立された日本中華總商会は、明年9月9日、マレーシアで開催予定の第17回世界華商大会の期間中、設立25周年を迎える。日本中華總商会は四半世紀の間、初心を忘れることなく弛まず前進し、およそ500社の中日の有力な会員企業及び中国の各省市の在日商会を中心とする、およそ20の団体会員、100社余りの日本の賛助会員企業を擁する日本最大規模の華人経済団体に発展した。

蕭敬如会長は次のように語った。「華商は国籍、国境、文化、言語の壁を打ち破り、100年来経験したことのない大変動の中にあって、日本中華總商会は在日華商をリードし、独自の強みを活かして、在日華商と世界各地の華商の交流を強化し、地域の和平と経済の安定的発展を推進して参りました」。

蕭会長はさらに、日本中華總商会とマレーシア中華總商会との様々な交流や活動を振り返り、日本中華總商会の陳熹常務副会長が、特別に制作した映像『日本・マレーシア華商交流回顧録』を通して、日本華商とマレーシア華商の友好交流の歴史を紹介した。彼らは次回の世界華商大会のホストであるマレーシア中華總商会に心からのエールを送り、全力で支援・協力したいと述べた。

マレーシア中華總商会の盧成全会長が登壇し、同商会が日本中華總商会と定期的に情報交換を行うための合同委員会を立ち上げ、コロナ禍の中、交流会を8回、マレーシア企業と日本企業の商談会を5回開催し、華商間の連携と地域経済の活性化を着実かつ有効的に促進してきたことを感慨深く振り返り、日本中華總商会の世界経済の発展に対する貢献を高く評価した。

香港中華總商会の蔡冠深会長は、7月1日より、香港中華總商会が世界華商大会の事務局を引き継ぐことになった旨を告げ、脈々と受け継がれゆく日本中華總商会の活力に祝意を表し、次回のホストであるマレーシア中華總商会に心からのエールを送った。

日本中華總商会で3期会長を務めた、日本中華總商会の厳浩評議員会会長が乾杯の挨拶に立ち、2001年当時を感慨深く振り返った。設立して2年に満たなかった日本中華總商会の会員は50社にも及ばなかったが、南京で行われた第6回世界華商大会において、勇んで「東瀛の夕べ」を開催した。この時、日本の華商が世界の華商の舞台に初めてお目見えしたのであった。今日、日本中華總商会は大きく発展し、世界の華商とより多く交流の機会をもち、より多くの成果を上げたいと望んでいる。

日本中華總商会は、当大会のために作成したプロモーションビデオを通して、日本の経済発展とビジネス環境及び日本の華商の確かな発展の見通しについて紹介し、世界の華商と手を携えて前進していきたいと望んだ。「華商の夕べ」に花を添えるため、日本中華總商会の会員たちは日本酒を持参し、女性アイドルグループ・BNK48を帯同した。彼女たちの若さ溢れるパフォーマンスで、「華商の夕べ」はクライマックスを迎えた。

6月26日、第十六回世界華商大会はタイ・バンコクで幕を下ろした。世界各地の華商たちは再び新たな道程に就き、互恵関係を築き、闘志を漲らせて前進する。世界中から集った華商たちはあちこちで握手を交わして写真に納まり、2024年のマレーシアでの再会を約し合い、近い将来、日本で再会することを願いつつ会場を後にした。