宇宙強国中国のさらなる挑戦 2023年に宇宙船を70回打ち上げ予定

2023年も中国の宇宙活動は引き続き活発に進められる。通年で70回近い打ち上げを行い、過去最高を更新する見込みだ。

23年に有人宇宙ステーションプロジェクトは応用・発展の段階に入り、宇宙ステーションの運営は常態化運営モデルに切り替わる。年内に宇宙貨物船1回と有人宇宙船2回の打ち上げミッションを実行し、帰還ミッションを2回行う。

月探査プロジェクト第4期プロジェクトと惑星探査プロジェクトを全面的に推進し、「嫦娥7号」と「天問2号」のタイプの宇宙船の開発を進める。

衛星「中星26号」を打ち上げ、ユーザーに高速大容量のブロードバンド通信サービスを提供する。衛星「中星6E」を打ち上げ、通信放送サービスを提供する。高軌道20メートル級SAR衛星を打ち上げ、全天候・24時間・高再訪性・広範囲の観測を展開する。衛星「風雲3号」を打ち上げ、気象予報能力を高める。キャリアロケット「長征6号C」を初めて打ち上げ、中国のキャリアロケットの種類をさらに充実させる……。

中国航天科技集団によると、中国の宇宙事業は高品質、高効率、高収益で発展する新たな道のりを歩き出し、中国人の宇宙探査の歩みがさらに安定的に、さらに遠くまで進むよう推進し、科学技術強国、宇宙強国の建設に向けた有力な支えを提供するという。

現在、中国は宇宙大国の全面的な建設を終えて、世界の宇宙強国の仲間入りを果たし、宇宙強国の新たな道のりを歩んでいる。

1月18日に発表された「中国宇宙科学技術活動青書(2022)」によると、22年に中国は打ち上げミッションを64回達成して、過去最高を更新した。中でもキャリアロケット長征シリーズは54回の打ち上げにすべて成功した上、128回連続の打ち上げ成功も達成した。

キャリアロケット「長征6号A」の初めての打ち上げも成功。宇宙ステーションの建設段階で6回の飛行任務はすべて順調に完了し、有人宇宙プロジェクトの「三段階」戦略が成功を収めたという。