中国、世界一の産業用ロボット市場をキープ 

中国工業・情報化部(省)がこのほど行った「新時代の工業・情報化発展」シリーズ記者会見で明らかにしたところによると、中国共産党第18回全国代表大会が開催されて以降、中国のロボット産業の規模が急速に拡大して、2021年の産業全体の売上高は1300億元(1元は約20.7円)を超え、産業用ロボット生産量は36万6千台に達して15年の10倍増となり、中国は世界一の産業用ロボット市場の座をキープしたという。人民日報が伝えた。

ロボットの技術レベルが大幅に向上した。精密減速機、スマート制御装置、リアルタイムオペレーションシステムなどのコア部品の開発が重要な進展を遂げ、宇宙ロボット、深海ロボット、手術支援ロボットなどの高度で複雑な製品が重要なブレークスルーを達成し、業界内で「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」を達成した小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)101社が急速に発展して規模を拡大した。

応用の深度と幅の広がりが加速的に進行している。産業用ロボットの応用が国民経済の工業大分類66産業・中分類168産業へと広がった。関連機関がまとめた統計では、21年の中国製造業のロボット密度が1万人当たり300台を超え、12年の約13倍増加した。サービス用ロボットと特殊ロボットが教育、医療、物流などの分野で大いに活躍し、新産業・新モデル・新業態を絶えず育んでいる。