4~6月の訪日外国人消費、コロナ前比で92%減

水際緩和も1047億円

観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査の結果で、2022年4~6月期の訪日外国人の旅行消費額は1047億円となった。コロナ禍の影響で平年より大幅に規模を縮小した調査に基づく「試算値」。水際措置の緩和に伴って、22年1~3月期の352億円からは増加したが、コロナ禍前の19年4~6月期(1兆2673億円)と比較すると91.7%の減少だった。

調査は四半期ごとで、空港、港から出国する外国人旅行者に調査員がタブレット端末、または紙の調査票で聞き取る方式。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて20年4~6月期以降、調査は中止となっていたが、21年10~12月期に規模を縮小して再開された。

今回の22年4~6月期の調査は、羽田、成田、中部、関西、福岡の5空港のみで実施され、有効回答数は5135件だった。20年1~3月期以前は、回答の目標回収数が7830件だった。

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【記事提供:観光経済新聞