中国経済が回復する中で「最も人手不足の職業」は?

人的資源・社会保障部(省)はこのほど、2022年第2四半期(4-6月)に全国で求人数が求職者数を上回った「最も人手不足の100職業」ランキングを発表した。中央テレビ網が伝えた。

同部のデータによると、上半期には公的雇用サービス機関と市場機関の求人倍率(求人数の求職者数に対する割合)はいずれも1倍を超えた。そのうち、同期の100都市の公的機関の求人倍率は1.37となり、これは137の求人数に対して100人の求職者がいることを意味する。

最も人手不足の100職業のうち、トップ10には、販売員、宅配便配達員、旋盤工、商品の販売員、マーケティング担当者、飲食店のホールスタッフ、警備員、家事代行サービススタッフ、電子製品基板製造工、清掃員が並んだ。

製造業の人手不足は続き、電子情報産業の人手不足が突出していた。集積回路工学技術者、半導体チップ製造工、電子機器・電子計測工学技術者などの職業が新たにランク入りし、ディスクリート半導体・集積回路設置調整員、コンピューターネットワーク工学技術者の不足がさらに深刻化し、電子製品基板製造工はトップ10に入った。