中日の新たな経済協力を展望
日本深圳経貿文化促進会常務副会長が北京大学で講義

2019年11月6日、ベリーベスト法律事務所の国際業務管理パートナーで、日中投資促進機構理事、日本深圳経貿文化促進会常務副会長を務める翁道逵氏が、北京大学歴史学部の王新生教授から要請を受け、「中日の新たな経済協力」をテーマに講義を行った。

翁道逵氏は中国・華東政法大学を卒業し、東京大学公共政策大学院修士課程で国際経済法及び国際公共政策を学んだ。その後、日本とアメリカの法律事務所で経験を積み、2014年、日本のベリーベスト法律事務所の国際業務管理パートナーとなり、中国弁護士として、日中投資促進機構の理事を務める。

2018年、翁道逵氏は本誌理事会の理事及び法律顧問に就き、『日本新華僑報』の仲介により、海外で活躍する華人を代表して、中国中央テレビCCTVの『華人世界』で紹介された。同年、信永中和日本監査法人の特別パートナーとなり、信永中和日本の設立に参画した。さらに、日本深圳経済貿易文化促進会常務副会長として、日本深圳経貿文化促進会の設立にも貢献した。

この度の、翁道逵氏の北京大学での講義は、北京大学教授、博士課程指導教授であり、日本学の専門家である王新生教授の一連の日本学のカリキュラム・『日本と日本人論』の一環である。翁氏は、2016年以降に訪れた「日本買い」時代の到来に、自身の日本への留学、就業、創業という時間軸を重ね合わせ、2001年から現在までの中日の経済関係の変遷及び日本の対中投資戦略の変化について紹介し、対日投資において重要な、日本の文化や「匠の精神」について詳細に解説し、中日間の投資・協力の新時代について展望した。
講演では、翁氏の10年以上にわたる中日投資の法律実務経験だけでなく、中日投資の様々な事例及び新たな中日経済協力における様々な側面を具体的に紹介した。そして、北京大学歴史学部の学生たちに、共に学びながら実体験を積んでいくよう励ました。学生たちは積極的に交流し、中日経済についての認識を深めた。

講演終了後、翁氏は北京大学歴史学部の学生たちに、明年、直接日本を訪れ、実際に体感することで、新たな中日の経済協力の現状と未来について理解を深めてもらいたいと希望した。

王新生教授は講義を高く評価し、「今後も毎年、当講座を開催し、学生たちが中日間の新たな経済協力の明るい展望に直接触れる機会をもちたい」と望んだ。