中国人が日本に行って 目を丸めること


名刺は会社の「顔」

東京に長年住んでいる中国人なら、家を出て5分もしない所にコンビニがあり、10分も歩けば電車や地下鉄の駅があり、歯医者や皮膚科医院も至る所にある…という生活に慣れてしまっているだろう。そのような生活を送ってきた中国人が、中国に帰国すると、「不便」と感じることも多い。もしかすると、日本の生活はあまりにも便利すぎるのかもしれない。

①カバンはチャック全開でいつでも足元に

東京に来ると、ほとんどの女性がカバンのチャックを半開、もしくは全開にしており、きちんとチャックを閉めている人はほとんどいない。日本は世界でも治安の良さが知られ、日本人は警戒心が非常に低いのだ。そのため、日本人が治安の悪い国に行けば盗難に遭いやすく損失も大きい。

②夜に無灯火で自転車に乗っていると警察に止められる

日本では夜間に自転車に乗る時、ライトを付けなければならず、無灯火で乗っていると警察から警告を受けるか罰金に処せられる可能性さえある。

③映画のチケットの値段は全国統一

日本の映画のチケットの値段は全国統一。学生1200円、大人1800円だ。日本人の平均收入と比べると、合理的な値段で、日本人が映画を見るか見ないかで、懐を気にすることはあまりない。

④タバコを吸う女性が多い

日本ではタバコを吸う女性が多く、女性向けに作られたかわいいパッケージのタバコも売られている。日本の女性はストレスが大きく、タバコでストレス解消しているのだろう。

⑤どんな書類でもきちんと製作

企画案の書類であっても、他の企業やメディアへの説明文であっても、日本人は書類をきちんと用意する。書類の準備が得意であってもなくても、必ずきちんとしていて、分かりやすく、統一感がなければならない。

⑥名刺は企業の「顔」

日本の企業にとって、名刺は会社の「顔」。従業員自身だけでなく、会社のイメージをも代表している。会社に入社し、まず受ける研修で、通常名刺の交換の仕方を教えられる。また、仕事用の名刺入れも用意しなければならない。

⑦クライアントに会う時は必ずスーツ

日本のビジネスパーソン、特に男性は仕事の時、スーツを着なければならないことは、多くの人が日本ドラマを通して知っているだろう。それは、非常に寒い冬や非常に暑い夏でも変わらず、その精神には尊敬させられる。

⑧何かあればまず謝る

良いか悪いかは別にして、日本で身に付く習慣の1つに「まず謝る」がある。生活上だけでなく、仕事中に「謝る」という行為に筆者はあまり賛成できない。自分の間違いであればもちろん謝らなければならないが、そうでなければ、自分に落ち度があるかのように謝る必要はない気がする。それでも、日本では、「謝る」というのが一種の礼儀となっており、相手に敬意を示す方法となっている。まず謝ると、誠意が相手に伝わる。そのため、納得できないとしても、我慢することを覚え、「謝る」習慣を身に付ける必要がある。