2022年2月20日夜、スクリーンには世界の熱い視線が注がれ、第24回冬季オリンピックの閉会式の開催を待っていた。
白は氷雪の色。白は公平公正な色。白は平和のシンボルである鳩の色。
2022北京冬季五輪は無事に幕を下ろし、中華民族の偉大な復興と中国の夢を実現する道しるべとなり、中国威嚇論を提起し中国の成長を止めようとする声に力強く反論した。
「愛で世界を変えよう」の歌声が会場に鳴り響き、安全で安心なスポーツの祭典は、中華民族が平和を愛する民族であり、中国が世界の責任ある国家であることを改めて証明したのである。
17日間の日程を振り返ると、中国のオリンピック代表チームは金メダル9個、銀メダル4個、銅メダル2個という世界第3位の成績を収めた。
そして中国の合計15個のメダルは冬季五輪での最高記録を更新した。
武大靖、任子威、範可新、曲春雨、張雨婷のスケート・ショートトラック混合チームはリレーで優勝し、オリンピックレコードを記録した。
任子威と高亭宇はそれぞれショートトラックスピードスケートの1000メートルと500メートルで優勝した。
中国人の母を持つアメリカ育ちの谷愛凌は期待に背かず、フリースタイルスキー女子ビッグエアとハーフパイプで金メダル、スロープスタイルで銀メダルを獲得した。
4回目の冬季五輪出場の徐夢桃は、ついにフリースタイル女子エアリアルで金メダルの夢を叶えた。
蘇翊鳴は男子スノーボードのスロープスタイルとビッグエアでそれぞれ銀メダルと金メダルに輝いた。
怪我と闘い続けた斉広璞はフリースタイルスキー男子エアリアルで金メダルを獲得した。
同じく怪我が多かった隋文静と韓聡のペアは、フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得、中国のメダル獲得数3位に貢献し、平昌冬季五輪で0.43点差で金メダルを逃した無念を晴らした。
若いアスリートたちは成長し、さらに自信を持って世界に向けて生き生きとした、新しい中国の姿を伝えてくれたのである。
怪我を押して自身に挑戦した羽生結弦は、周囲の期待に背かず、「より速く、より高く、より強く」というオリンピックのモットーをパーフェクトに表現した。
同様に過去8回のオリンピック出場で5つの金メダルを獲得しているドイツのクラウディア・ペヒシュタインも今大会50歳という年齢で出場し、スポーツの意義を伝えるレジェンドとなった。
中国のデザインで、全世界を風靡した人気のキャラクター・氷墩墩(ビン・ドゥンドゥン)が、そして冬季五輪開会式の「中国風ロマン」が世界の称賛を得て、さらにはIOCのバッハ会長が閉会式の挨拶のなかで、中国語で4回も中国に感謝したことなど、まさに北京は歴史を書き換え、世界で初めて夏季五輪と冬季五輪を両方開催した都市となったのである。
オリンピックのシンボルである五輪旗が陳吉宇北京市長から、IOCのバッハ会長の手を経て、次の冬季五輪開催地であるイタリアのミラノ、コルティナダンベッツォの両市長へと渡された。
中国国民は「簡素で、安全で、精彩のある」オリンピックの開催という約束を果たした。こうして北京冬季五輪は成功裏に幕を下ろした。それは永遠に人々の記憶に刻まれるであろう。
91の国と地域の2877人の選手たちが一堂に会したオリンピックは、新型コロナ発生以来、初めて予定通りに開催された世界規模のスポーツの祭典である。
「たゆまず励み、自身に勝ち、自己を超える」というオリンピック精神は、今後も受け継がれていくであろう。
中国と世界は、北京冬季五輪によってさらに強く結び付いたのである。
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