「北京中日イノベーション協力モデル区」建設が正式認可


モデル区内に建設予定の一日当たりの水素燃料供給量が世界最大を誇る水素スタンドの設計図

このほど、国家発展改革委員会は、『国家発展改革委員会事務総局の北京中日イノベーション協力モデル区建設に関する回答』を正式に承認し、「北京中日イノベーション協力モデル区」の建設を支持し、地域経済のハイレベル発展へ向けたレイアウトを加速させる。

北京中日イノベーション協力モデル区の建設予定地は、当初、北京中日国際協力産業パークの中心ゾーンの建設が計画されていたエリアで、京台高速道路の両側に広がる西紅門鎮、瀛海鎮、青雲店鎮、黄村鎮の境界付近に位置する。地域経済の発展という新たな趨勢に鑑み、国家発展改革委員会及び市委・市政府の関連部門の施策に従い、大興区及び経開区による綿密な調査、専門家の論証、現地視察、連合会審査などのプロセスを経て、より有効的に地域が協調・発展するための新たな機構を建設する。経開区の計画・自然資源局が北京中日イノベーション協力モデル区の計画・調査業務の全工程に参画した。

当モデル区は、1つのゾーンと5つのパークで構成される。1つのゾーンは産業核心ゾーンで、用地の総面積は9.57㎢である。5つのパークは中小企業本部パーク、臨空ハイエンド産業パーク、生物科学・総合健康パーク、ロボット・インテリジェント製造パーク、新エネルギー車パークから成る。

当モデル区は、イノベーションと協力をテーマとした国内初で唯一の中日イノベーション協力モデル区であり、単一産業の発展に焦点を当てた国内他地域の中日産業パークの限界を打破し、首都の強みを最大限に活かし、技術革新を核心とする国際的創新創業エコシステムを構築し、産業チェーンの周りにイノベーションチェーンを配備し、イノベーションチェーンの周りに産業チェーンを配備することで、未来の産業の育成と発展を図る。モデル区では先行試行を強く打ち出す。

北京中日イノベーション協力モデル区は、知的財産権の国際化保護等の分野における先行試行を支援し、ハイレベルな対外開放を推し進め、北京市が推進する「両区建設」(両区=国家サービス業拡大開放総合モデル区及び自由貿易試験区)と「五新政策」(五新=新たなインフラ整備、新たな場面、新たな消費、新たな開放、新たなサービス)の重要な担い手として、国際協力工業団地の発展モデルとなる。

同時に、国の各部・各委員会のバックアップを得て、各部が関連の政策を制定し、作業システムを整備し、共同して北京中日イノベーション協力モデル区建設を推進する。

注目すべきは、今回認可された北京中日イノベーション協力モデル区が建設されるのは、当初、中日国際協力産業パークの中心ゾーンの建設が計画されていたエリアであり、およそ10㎢の敷地に「一帯両軸三核」の空間構造によって建設される。

これから建設されるモデル区は、無味乾燥な工業団地ではなく、工業地区、オフィス事業、サービス産業、業界関連オフィス群、生活支援商業区、人材雇用のための賃貸アパート、多元化住宅、学校、インターナショナルスクール、戸建て住宅、高級マンション等、近代都市・国際都市としての要素を多く備えた、世界レベルの産業「マイクロセンター」となり、ハイエンド産業を支え、都市と産業の一体的発展をリードするものとなるだろう。