「天然の歴史博物館」陝西省

古代の中国を起点としたシルクロードは、アジア、アフリカ、ヨーロッパを結ぶ古代の陸上商業交易ルートであり、初めは中国産のシルクや磁器等の商品を運んだが、後に東洋と西洋の経済、政治、文化交流の主要ルートとなった。

1877年、ドイツの地理学者のリヒトホーフェンが、著作『中国』で、紀元前114年から西暦127年の間、中国と中央アジア、インドがシルク貿易を行ったこの道を「シルクロード」と名付けている。その後、ドイツの歴史家ヘルマンが20世紀初めに新たに発見された文化遺産や考古学データに基づき、シルクロードはさらに古代中国から中央アジアを経て、南アジア、西アジア、ヨーロッパ、北アフリカまで通じる交易の道としている。

世界地図上のシルクロードの伸展は、沿線諸国人民の友好往来、互恵の麗しい交流を物語っている。今再び、新たな戦略構想が世界の政治・経済地図に悠然と広がる。「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」である。

2013年9月7日、習近平国家主席はカザフスタンのナザルバエフ大学で演説し、各国の経済連携をさらに緊密にし、協力を強化し、発展の可能性を開くために、我々は革新的協力モデルによって、共に「シルクロード経済ベルト」を建設し、地域協力を拡げていくことができると述べた。

2013年10月3日、習近平主席はインドネシアの国会で演説し、中国はASEAN諸国と海上協力を強化し、中国政府が設立した中国―ASEAN海上協力基金の活用を通じて、海洋協力のパートナーシップを発展させ、共に「21世紀海上シルクロード」を建設したいと表明した。

新たな「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」構想は関係諸国が互恵の「利益共同体」、共に発展繁栄する「運命共同体」を構築することを重視している。

2013年の中国と「一帯一路」沿線諸国との貿易額は1兆ドル(約123兆円)を超え、中国の貿易総額の4分に1を占めた。過去10年間の中国と周辺諸国との貿易額の年平均成長率は19%である。今後5年で、中国の輸入額は10兆ドル(約1230兆円)となり、対外投資は5000億ドル(約62兆円)を超え、海外旅行客数は延べ5億人が見込まれており、その恩恵を周辺諸国及びシルクロード沿線諸国はいち早く受けることができる。

このように大規模な復興計画には当然、融資ルートもさらに規模を拡大する必要がある。そこで、2013年10月2日、中国の習近平国家主席はアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を提唱した。2015年4月15日時点でAIIBの創設メンバーとして参加したのは57カ国、そのうちアジア太平洋地域、中東、中南米、アフリカの国家は37カ国、ヨーロッパの国家が20カ国である。AIIBは「一帯一路」地域に対する投融資機関であり、「一帯一路」地域の相互交流・建設推進、「一帯一路」地域の投資能力の向上と投資リスクの分散、また多くの国家と地域の経済利益のバランスをとることを後押しする。それは、これらの国家の経済の復活をサポートし、全世界の持続可能な発展に対して非常に重要であり、必然的にグローバル経済の枠組みの大きな調整をももたらすものである。

この時空を超えた壮大な構想は、歴史に鑑み、古今を融合させ、中国国内外を結び、平和、発展、協力、互恵という時代の潮流に合致し、シルクロード沿線諸国の発展繁栄の夢を載せ、古のシルクロードに新たな時代的内包をもたらすのである!

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“天然の歴史博物館”陝西省

悠久の歴史紡ぐシルクロードの起点

陝西省は中国内陸に位置し、中国の東西と南北とに通じる拠点となっている地域で、2014年に天山回廊の交通網シルクロードが世界遺産に登録され、さらに魅力が増している。

春秋戦国時代に「秦」と略称され、東に黄河、南に長江が流れ、北部の黄土高原、中部の関中平原、南部の秦嶺山脈と3つの地理的特色をもつ。関中平原の西部に位置する西安が省都であり、西安を起点に陝西省を巡るのが便利だ。

現在の西安にかつて長安と呼ばれた古都が置かれたのは紀元前202年に成立した漠からで、唐代に栄華を極める。

仏教をはじめとする文化や絹、香辛料などの産物が行き交い、世界の大都市となった。遣唐使を通じて日本とも交流が深く、当時の日本の平城京や平安京も長安を手本とした町づくりをするなど、政治・文化面でさまざまな影響を受けている。

シルクロードの世界遺産

西安市内にある2014年に登録されたシルクロードの世界遺産は、大雁塔(だいがんとう)、小雁塔(しょうがんとう)、唐長安城大明宮遺跡、漢長安城未央宮(びおうきゅう)遺跡、興教寺の5カ所。

652年創建の大雁塔は、大慈恩寺の境内にある。玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典の翻訳と保存のために建てられた。玄奘三蔵の像が立つ門前の大雁塔広場では、アジア最大規模といわれる噴水ショーが行われ、夜は光と噴水の競演となり、幻想的だ。

西安に隣接する咸陽市。秦朝の都が置かれたところで、秦の始皇帝により阿房宮が作られ、当時は巨大な都市だった。周りには秦から唐の歴代皇帝の陵墓が数多くある。

西安から北西に約80kmの梁山にある乾陵の規模は広大で、咸陽市北西部の清涼山の麓にある彬県大仏寺は、唐代628年創建の古刹である。寺内にある石窟が、2014年にシルクロードの世界遺産に登録されている。

シルクロードの世界遺産には、張騫墓も登録されている。張騫は漠の武帝に、匃奴を挟撃するため大月氏(アフガニスタン北部)に使者として派遣され、西域の情勢を明らかにした外交家で、シルクロードの開拓者として知られている。

『三国志』の舞台を訪ねる

魏、呉、蜀の三国と英雄たちの興亡を描いた『三国志』は、漢末2~3世紀の史実をもとにした物語で、劉備が支配した蜀は現在の陝西省南部から四川省にかけての漢中と呼ばれる地域で、『三国志』の舞台となった場所も多い。

宝鶏市近郊にある五丈原は、諸葛孔明が魏の軍勢と対峠していたときに病死したところで、北に滑水、南は秦嶺に接し、漢中から四川に至る要衝で、古くから戦場だった。『三国志』では「死せる孔明、生ける仲達を走らす」といわれた。

215年、蜀の中心である漢中を制覇した曹操に対し、劉備は壮絶な戦いを挑む。老将黄忠と趙雲の働きによって曹操軍は漠中から撤退した。漠中を手にした劉備は219年に漢中王を宣言した。

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黄河の街・蘭州と中華民族の聖地・天水

豊富な観光資源を蓄えた都市を巡る

中国北西部、東西に紆余曲折しながら1600km、広さ45万k㎡にも及ぶ甘粛(かんしゅく)省。シルクロードを西へ向かう旅人が黄河を渡った蘭州、中華民族の聖地・天水は日本人にも適した観光素材が豊富にそろっている。

中国北西部の内モンゴル高原、青海・チベット高原、黄土高原、そして長江と黄河という2本の大河の流域が接近する地帯に位置する甘粛省は、シルクロードの要衝都市が点在する観光資源の宝庫だ。

黄河が通り抜ける街、蘭州

甘粛省の省都である蘭州はシルクロードの河西回廊の入り口であるとともに、チベット方面へ向かう青海の道との分岐点でもある。その昔、長安(今の西安)から西城を目指すには、ここで黄河を舟で渡らなければならなかった。1907年、清朝によって黄河に初めて架設された「蘭州黄河鉄橋」は現在、「中山鉄橋」として今も人々に利用されている。

蘭州の街と黄河の雄大な流れを一望するなら、北岸にある白塔山公園へ。頂上には元代の白塔がそびえ、蘭州碑林と呼ばれる400mに及ぶ石碑の回廊など、歴史・文化的価値の高い建造物の数々がある。

水運で繁栄した歴史をたどる

黄河南岸にある蘭州水車博覧園は、蘭州の水車文化をテーマとする公園。1万4588㎡という広大な園内では、古代の灌漑の様子を再現した蘭州水車などを見ることができる。

市内西部にある甘粛省博物館は、省内の文化財や化石を収蔵・展示する総合博物館で、中国国家観光局のロゴマークに使用されている銅の馬も、ここで見ることができる。

郊外に足を延ばせば、2014年に世界文化遺産「シルクロード」の中の1つとして登録された、川岸の切り立った崖に掘られた180を超える石窟に、仏像や壁画が当時のまま残されている柄霊寺石窟など、見どころは尽きない。

蘭州ラーメンと新鮮フルーツ

蘭州は麺料理発祥の地とも言われている。ここでは蘭州清湯牛肉麺(蘭州ラーメン)をぜひ食べてみたい。この麺は、①牛肉スープがあっさりしていて香りがよい、②大根の煮物の自さ、③真っ赤なラー油、④香菜や、ニンニゾ叫、.クの茎の青さ、⑤うどんが柔らかくて黄金色という特徴があり、麺も極細から極太、平麺などから好みに合わせて選ぶことができる。

また、昔から有名な果物の町で、蘭州水蜜桃、黄河蜜瓜、冬果梨、軟梨などは、国内外からも評価が高い。

中華民族の故郷、天水

天水は、甘粛省南東部、西安と蘭州を結ぶシルクロードのちょうど中間あたりに位置し、この一帯で中華民族の始祖の伏義と女嫡が生まれたという伝説があるため、「義皇故里」と言われている。

麦横山風景名勝区は、竹や松の木が生い茂る山々に渓流が流れ、古来「素地林泉の冠」と称えられてきたという。なかでも2014年に世界遺産にも登録された、中国4大石窟に数えられる麦横山石窟は観光的価値が高い。

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東西文化融合の地ウルムチとトルフアン

新疆ウイグル自治区の中心都市へ

西安から続くシルクロードは、河西回廊を経て北側の天山山脈と南側のタクラマカン砂漠を縫うように延びる。中央アジアに至る新彊ウイグル自治区には交易の拠点となったオアシス都市が点在し、異国の香りを漂わせている。

中国の西端に位置する新疆ウイグル自治区は、高山帯と砂漠の間に緑あふれるオアシス都市が点在しているエリア。ウイグル族をはじめ、カザフ族、キルギス族など多くの少数民族が暮らす、異国情緒にあふれた地域だ。イスラム教を信仰している民族も多く、町なかには仏教寺院よりもモスクが目立つ。

隋・唐代まではいくつもの王国が生まれては消えた地域で、その栄華を物語る史跡や陵墓、仏教遺跡など、見どころは尽きない。夏場にはハミウリやブドウなどの果物が豊富で、麺料理やシシカバブに代表される羊肉主体のイスラム料理など、食事の楽しみも大きい。

西域の中心部市ウルムチ

新彊ウイグル自治区の区都であるウルムチは、世界で最も海から遠い内陸に位置している。モンゴル語で“美しい牧場”の意味の町で、古くから遊牧民族の生活圏であったところだ。町なかはビルが立ち並び、近代都市の様相だが、解放南路のバザール街はシルクロードの雰囲気が感じられる。

新疆ウイグル自治区各地の出土物、古文書などを展示する新彊ウイグル自治区博物館は、ミイラ博物館として有名。「楼蘭の美女」と呼ばれるミイラをはじめ、保存状態の良い数体のミイラが展示されている。

郊外には雄大な自然が広がっている。ウルムチから約110kmのところにある天ボクダ池は、標高5445mの博格連峰の中腹にある広大な湖で、夏には周囲を囲む緑の奥に万年雪をいただく天山山脈を眺めながら過ごせる。

ウルムチの南75kmの天山山脈北麓には、カザフ族の観光牧場、南山牧場がある。牛や羊がのどかに草を食む広大な牧草地で、遊牧民の気分で乗馬体験ができる。

灼熱の大地に繁栄したトルファン

トルファンはウルムチから鉄道で約1時間40分、シルクロードの天山南路と天山北路の分岐点となる要衝として栄えたオアシス都市。かつて火州と呼ばれていたのもうなずけるほど、夏は40℃を超す酷暑が続く。中国きってのブドウの産地として知られ、市内にはいたるところにブドウ棚がある。8月下旬には収穫祭のブドウ祭りが行われ、多くの人で賑わう。

トルファンでは仏教遺跡や故城などが見どころになっている。なかでもシルクロードの世界遺産に登録されている交河故城と高昌古城は必見で、高昌故城の宮城エリアには、経典を求めて天竺へ旅した玄奘三蔵が、1カ月滞在して仏教の講義をしたという寺院跡がある。

トルファン盆地の北側にある火焔山は、『西遊記』の舞台としても知られる赤い山。いく筋ものひだが入った山肌は、時刻によって色を変え、日が当たると燃えているように見える。トルファンは見どころ豊富な観光都市だ。

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水資源豊富な青海省

青海湖と崑崙山脈に代表される豊かな風土

中国の北西部でチベット高原の北東部に位置する青海(ちんはい)省は、山河に恵まれた雄大な土地が特徴だ。中国最大の塩水湖である青海湖を中心に、美しい自然景観の観光資源が豊富にある。そして長い歴史によって培われた多元的な民族文化、奥深い宗教文化が形成されている。

青海省の略称は「青」。中国の中でも新疆(しんきょう)ウイグル自治区、チベット自治区、内蒙古自治区に次ぎ4番目に広い面積をもつ。

省内に横たわる崑崙山脈には氷河が広がり、溶けた氷河や雪山からの渓流は、長江、黄河、瀾滄江(メコン川の上流)の大河の源流になっている。世界遺産に登録されている「三江源流」で、水資源の豊富さは「中華の給水塔」と称されるほどだ。

省都は、甘粛(かんしゅく)省に近い省東部に位置する西寧(せいねい)で、青海省の旅の起点となっている。北京、成都、広州からの便が多くあり、上海からも毎日就航している。

西寧は2006年に開通した青藏鉄道の起点の町であり、ゴルムドを経てチベット自治区のラサを結んでいる。「世界の屋根」を走る青藏鉄道に乗り、青海湖や崑崙山脈、ゴビ砂漠などを車窓から楽しむ鉄道旅行もおすすめだ。

文化の融合地、西寧

標高2275mにある西寧は、シルクロードの南ルートと唐蕃古道の要衝の商業都市として栄え、中原文化と西域文化が融合した地で、人口は約100万人。漢民族のほか、回族やチベット族、モンゴル族、満州族などが居住している。夏の平均気温は20℃ほどで、「夏の都」と呼ばれる避暑地として人気が高い。

観光スポットとして真っ先に挙げられるのは、黄教の聖地タール寺。市中心から約25km、高速道路で30分ほどのところにあり、創建は1560年。一番の見どころは、チベット仏教最大の学僧とされるツォンカバの霊塔が安置されている、金色に輝く屋根を持つ大金瓦殿。

西寧市内の見どころには、省内各民族の衣装や出土された文物、チベット仏教の仏像、曼荼羅などを展示する青海省博物館などがあり、中国蔵医葯文化博物館には、幅2.5m、長さ618mの世界最大の綿製のタンカ「中国チベット文化芸術彩色絵画大観」がある。この壮大なタンカはギネスブックにも登録されている。

青海湖と崑崙山脈の雄大さを実感

西寧から西へ約150kmのところにある青海湖は、青海省最大の見どころであり、西寧市内からは多くのツアーバスが出ている。紺碧の水をたたえる湖は周囲約360km、琵琶湖の6倍の規模を誇る。湖の真ん中には海心山という島があり、湖畔には宿泊施設もある。最も美しい景観が得られるのは7~8月の菜の花が咲くころで、湖の周囲一面が黄色に染まるさまは見事だ。

青海省第2の都市であるゴルムドは、モンゴル語で「河川の集まる土地」の意味。ツアイダム盆地の中南部に位置し、南に昆嶺山脈、北にチャルカン塩湖がある。

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寧夏の多様な魅力

独特の景観、異質な文化が融合して

多彩な文化と多様な地勢をもつ寧夏(ねいか)回族自治区には豊富な観光資源がある。日本では観光地としての知名度は低いが、中国各地で見られるような、大挙した観光客であふれるといった光景は少なく、ゆっくりと観光できるのが魅力である。

寧夏回族自治区は中国西北部に位置し、略称は「寧」。北部は内モンゴル自治区、南部は甘粛(かんしゅく)省、東部の一部は陝西(せんせい)省と接している。黄河の中・上流域に位置し、南部は黄土高原や山地が大部分を占めている。

寧夏は中国古代文明発祥の地のひとつであり、中国で最も早く発掘された旧石器時代の文化遺跡の水洞溝がある。この地には宋代にタングート(登頂)族によって西夏(せいか)王国が建国され、後に元によって滅ぼされた西夏の神秘的な歴史文化遺産が残されている。寧夏の名は「西夏平定、永遠の安寧」の願いを込めて付けられた。

元代に西方民族が流人し、イスラム化が進行。現在、イスラム教徒である回族は自治区の人口の3分の1を占め、中国のイスラム省とも称されている。

銀川を起点に巡る

「東方のピラミッド」と呼ばれる西夏王陵と、「江南の水郷」と「大漠の風景」が一体化した沙湖は国家で認定された5Aクラスの名所で必見だ。

寧夏の玄関口は首府である銀川(ぎんせん)。寧夏回族自治区の北部に位置し、「西北の湖城」と呼ばれている。市街から約19kmのところに銀川河東空港があり、北京や上海、広州、西安などの路線が就航。鉄道では包頭と蘭州を結ぶ包蘭鉄道が通っている。

銀川市は工業地区の新城と、歴史遺産の多い旧城に分かれており、イスラム文化と漢民族文化が交わる街並みが独特の景観を作り出している。およそ1000年前の王朝の文化に触れられる西夏王陵は寧夏回族自治区の最大の観光スポットだ。

銀川市の西約35k皿の賀蘭山東麓にあり、約53k㎡の荒野に9つの皇帝陵と250余りの陪葬塞が並ぶ。中国で現存する最も規模が大きく、遺跡の保存がなされた帝王陵墓の1つである。

西夏王陵から北へ約25kmのところには鎮北堡西部映画城がある。中国の映画はここから世界に進出したといわれ、中国文化産業のモデル地になっている。『牧馬人』『紅いコーリャン』など約100本の映画が撮影され、香取慎吾主演の日本映画『西遊記』の撮影も行われた。

中・南部の見どころ

イスラム文化を体感するには中華回郷文化園へ。銀川から南へ約30km、納家戸モスクの北側にある文化園で、回族の文化、礼儀、飲食、宗教などを展示している。特に創建約480年の納家戸モスクは、アラブ風と漢唐風建築を融合したイスラム寺院で見ものだ。

青洞峡市の青洞峡黄河大峡谷景勝地には四川省の都江堰(とこうえん)ダムに匹敵するといわれる水利施設の青洞峡がある。さらに固原市には中国10大石窟の1つ、須弥山石窟がある。