上海外国語大学賢達経済人文学院が代々木アニメーション学院での冬期休暇研修課程を修了

交流と友好協力を促進し、学生の国際的視野を広げ、異文化コミュニケーション能力を向上させ、グローバル人材の育成を図るため、上海外国語大学賢達経済人文学院と代々木アニメーション学院は、2024年冬期休暇研修プロジェクトを企画した。学生たちは日本の最前線のニューメディアアニーメーションツールを学ぶとともに、日本の文化・習慣を直接体験し、異文化融合の魅力に触れた。

このほど、上海外国語大学賢達経済人文学院と代々木アニメーション学院による研修プロジェクトの第一期短期課程が代々木アニメーション学院大阪校で開講した。本課程は3日間にわたり、上海外国語大学賢達経済人文学院の芸術・メディア学院、商学院、国際交流学院、国際教育学院から22名の学生が来日し、受講した。

教育とアニメーションを紐帯としたこの度の研修プロジェクトは、両者がタイアップした先駆的な教育イベントであり、学校教育の発展において道しるべの意味をもつ活動である。学生は研修を通して学術交流、文化体験、語学の研鑽を行い、国際的視野と国際感覚を養い、異文化コミュニケーション能力を高めることができる。

この度の研修は、代々木アニメーション学院の多くのベテラン講師による専門的指導と賢達学院の引率教員の全面協力の下、学生の個性、専攻、希望の進路などに基づいてコースがパーソナライズされたことで、学生は短期間のうちに思考や創作意欲を解き放ち、専門スキルを向上させることが可能となった。初日は、中日の教員と学生がお互いのアニメ文化を学び合い、代々木アニメーション学院大阪校の教育施設を見学した。学生たちは当校の専門講師の説明から、日本のアニメーションや声優作品の文化的背景や業界の状況を深く理解し、多くのアニメーション制作技術や経験を学んだ。また、当校では特別に、絵コンテ、映像、設定、撮影、音響など、アニメーション制作の基本的プロセスを学習できるコースも増設した。

学生たちは主に、キャラクター制作の基礎知識、Q版キャラクター描画、擬人化キャラクター描画を学び、異なる設定でのキャラクターの描き方やクリップスタジオペイントを使ったキャラクター制作や彩色のトレーニングを行う。多種多様なカリキュラムと奥深く簡明な講義から、学生たちは多くを学んだ。目新しく興味をそそるアフレコの体験授業にも積極的に参加し、活発な議論が交わされた。彼らは学習意欲を刺激され、多くの学生がアフレコの全プロセスに挑戦した。3日間の学習とトレーニングを経て、学生たちはプロのアニメーション制作と作画スキルにおいて大きな成長を遂げ、将来の進路についてのビジョンを描くことができた。

研修課程が修了すると、代々木アニメーション学院大阪校校長から当課程を受講したすべての学生に修了証書が授与された。

上海外国語大学賢達経済人文学院の鮑賢嗣董事長が直接現場を訪れ、この度の研修を契機として、専門分野における国際認識を深め、異文化コミュニケーション能力を養ってもらいたいと激励した。鮑賢嗣董事長は次のように語った。「この度の研修を通して、教員も学生も日本のアニメーション文化のバックグラウンドや制作技術を深く理解するとともに、国際的視野を広げ、世界各地から集った友人と交流し、交友関係を広げることができました。当活動は上海外国語大学賢達経済人文学院と代々木アニメーション学院との異文化交流の始まりです。今後も連携を深め、調和と共鳴を以て、教育の最も美しい楽章を奏でていきたいと思います」。

代々木アニメーション学院(略称:代アニ)は1978年に創立された、日本で最も歴史あるアニメーション専門学校である。創立以来、声優、アニメ人材の育成において業界一となる数々の実績を上げ、数多くの優れたグローバル人材を育成してきた。

現在、代々木アニメーション学院では、声優・タレント科、2.5次元演劇科、Vtuber科、アニメーター科、アニメ監督・演出科、イラスト科、マンガ科の7つの専門学科を設けており、そのうち、アニメーター科、アニメ監督・演出科、イラスト科、マンガ科で留学生を受け入れている。学生の好み、専攻、希望の進路といったニーズに基づいてパーソナライズされたコースによって、学生は短期間で専門スキルを向上させることができる。マンガや日本文化を理解し発信したいと望む、より多くの学生がこの学びの隊列に加わることを期待したい。