富とは認識の具現化である

金融分野における探求の行程においては、バリュー投資、 行動ファイナンス、金融工学が三本柱であり、それぞれ特徴を持つ。

金融工学は、中国の資本市場が徐々に成熟してきたことを契機として、過去のデータを体系的に一般化することで、大きな発展の余地を示している。しかし、歴史は繰り返されるという仮説により、その限界も容易に見て取れる。一方、行動ファイナンスは人間心理の綿密な分析に基づいており、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスといった伝統的な投資の達人たちの成功のカギとなっている。 

『易経・系辞』にある「形よりして上なる者、之を道と謂う。形よりして下なる者、之を器(き)と謂う(形あるものの上位概念として存在している真理を道と言う。形あるものとして存在しているあらゆる現象を器と言う)」という哲学から、金融工学は純粋な科学に傾いており、バリュー投資と行動ファイナンスは科学と芸術の完璧な交わりのなかで、より包括的な投資哲学を提示している。

しかし、実際の投資においては、投資家は科学的な側面により注意を払い、芸術的な部分、つまり人間的要因の影響を軽視しがちである。市場の周期的な変動の背後には、人間の本質的な揺らぎが投影されており、投資家の心理は常に恐怖と貪欲の間で葛藤し、市場もブル(強気)とベア(弱気)の間を行ったり来たりしているのである。

この三本柱の探求をめぐり、2024年3月31日、東京でアジアの資産管理と金融投資業界をリードするイベント、第3回AHNW(アジア富裕層資産管理フォーラム)が開催される。このフォーラムでは、業界のグローバルリーダー、専門家、投資家が一堂に会し、革新的な戦略を議論し、成功体験を共有し、アジア地区における富裕層資産管理分野の持続可能な発展を推進する。

フォーラムでは、ポートフォリオの最適化、リスク管理、一族内の後継者育成など、幅広いテーマが取り上げられる。参加者には業界のリーダーたちの講演を聞き、パネル・ディスカッションに参加し、有意義なビジネス・コネクションを築くチャンスがある。さらにフォーラムでは、富裕層の顧客のためによりスマートで便利な資産管理ソリューションを提供する最新の技術革新も紹介される。

 

フォーラム開催日程:2024年3月31日(日)10:00-12:00

会場:東京証券会館8階

申し込み:marketing.jp@finlogix.com