呉江浩大使中日平和友好条約締結45周年および日中友好会館設立40周年記念式典に出席

呉江浩駐日中国大使は12月11日、中日平和友好条約締結45周年および日中友好会館設立40周年記念式典に出席するとともに、あいさつを述べた。

式典には堀井岩外務副大臣、高村正大外務大臣政務官、海江田万里衆議院副議長、日中協会の野田毅会長、日中友好会館の宮本雄二会長代行、小川正史理事長、黄星原中国代表理事、谷野作太郎顧問など、両国各界から100人余りが出席し、福田康夫元首相がビデオメッセージを寄せた。式典には中国大使館の聶佳・参事官が参加した。

呉大使はあいさつの中で中国政府を代表して日中友好会館設立40周年に対し祝意を表し、長期にわたり会館の諸々の事業に多大な支持を寄せてくれた日本各界の友人に心からの感謝を表し、次のように強調した。

日中友好会館は両国の古い世代の指導者の配慮と支持のもとに設立され、中日両国政府が共同で運営する友好事業であり、特別な地位、特別な役割を持っており、特別な貢献を果たしてきた。この40年間、会館は中日の文化、教育、若者の交流の促進に積極的に取り組み、累計で4万人近い両国の若者の相互訪問を後押しし、日本の民間人による中国での植樹を16回組織し、5000人余りの中国人留学生を受け入れ、両国国民の相互理解と友情の増進、中日友好事業の後継者育成のためにたゆまず努力してきた。

呉大使は次のように表明した。双方は今年、中日平和友好条約締結45周年記念をきっかけとして、条約締結の初心を共に振り返り、平和友好の信念をつき固め、一連の対話とインタラクションを積極的に展開し、各分野における交流と協力を再開させ強化した。習近平主席と岸田文雄首相が少し前にサンフランシスコで会見し、両国の指導者は戦略的互恵関係の全面的な推進を再確認し、新たな時代の要求に合致する建設的で安定した中日関係の構築に共同で取り組み、中日関係の発展に重要な政治的リーダーシップをもたらした。中国は日本と共に、中日の四つの政治文書の諸原則を厳守し、両国指導者の重要な共通認識〈コンセンサス〉を指針として、政治的相互信頼を絶えず増進し、互恵協力を強化し、民心の通い合いを深化させ、矛盾と意見の相違を適切に処理し、中日関係が健全な軌道に沿って安定的に改善・発展するよう後押ししていきたいと思っている。会館が設立40周年を新たな出発点として、友好の伝統を一段と発揚し、時代と共に進歩し、正しい道を守って革新し、より多様で多彩な友好活動を展開し、両国民衆の幅広い参加を呼び込み、中日関係の発展のために民意の基礎をつき固めることを期待している。