呉江浩大使横浜華僑総会の国慶節レセプションに出席

9月30日、呉江浩駐日大使は横浜華僑総会が開催した中華人民共和国成立74周年・中日平和友好条約締結45周年、横浜市と上海市の友好都市提携50周年を祝うレセプションに出席した。神奈川県の小板橋聡士副知事、横浜市の城博俊副市長らが出席してあいさつを述べ、在日華僑同胞や各界の友好関係者500余人が出席した。大使館からは陳巍公使参事官兼総領事が参加した。

呉大使は次のように述べた。新中国の成立から74年間で、急速な経済発展と社会の長期的安定という世界でもまれな奇跡を成し遂げた。目下、中国経済が長期的に上向くというファンダメンタルズは変わっておらず、強じん性、潜在力の大きさ、活力に満ちているという特徴も変わっていない。すべての中華の子女たちは心を一つにして、中国式近代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進している。中国には質の高い経済発展目標を達成する自信、条件、能力があり、世界経済が復興するための原動力を提供し続けている。習近平主席は、中国の発展と建設には、ふるさとと祖国を心にとめる華僑が必要不可欠だと指摘している。横浜華僑総会が優れた伝統を継承、発揚し、中華民族の偉大な復興という「中国の夢」を実現するために引き続き新たな知恵と力で貢献することを希望する。

呉大使は次のように強調した。今年は「中日平和友好条約」締結45周年だ。現在、中日関係は複雑な情勢に直面しているが、だからこそ条約締結の初心を再確認し、条約の義務を忠実に履行し、新しい時代にふさわしい中日関係を構築するためにより多くのプラスのエネルギーを注がなければならない。多くの華僑同胞が持ち前の優位性を発揮し、両国の民間交流を一貫して促進し、中日関係の改善、発展を推進する重要な架け橋になることを希望する。

小板橋副知事はあいさつで次のように述べた。華僑・華人のたゆまぬ努力により、横浜中華街は大きな発展を遂げ、神奈川県の有名ブランドになっている。今年は神奈川県と遼寧省の友好県省関係提携40周年であり、双方は一連の交流イベントを開催した。友好交流を通じて相互理解を深め、中日友好を促進するために積極的に貢献していきたい。

山中竹春市長の祝辞を代読した城副市長は次のように述べた。今年は横浜市と上海市の友好都都市関係提携50周年であり、先ごろ横浜市で開催されたイベント「上海ウィーク」では、多くの日本の民衆が中国文化を身近に体験した。今後も両都市が結んだ温かい友情を次世代に伝え、日中友好交流を後押しするためにより大きな役割を果たしていくよう努力していきたい。

横浜華僑総会の謝成発会長は次のように述べた。ここ数年、中国経済は急速に発展し、「一帯一路」イニシアチブは世界規模で広範な影響を及ぼしている。横浜華僑総会はこれまで通り祖国建設を支持し、両国の民衆の相互理解を深め、中日の代々にわたる友好を促進するために引き続き努力して行く所存だ。

レセプションの後、呉大使一行は横浜中華街を訪れ、中日の民衆や華僑界の代表と親しく交流した。