中国国内の観光業が安定した回復軌道に乗ると、今年の夏休みの旅行シーズンが注目を集めるようになった。旅行予約サイトのQunar.Comがこのほど発表した「2021年夏休み旅行報告」によると、教育・学習が家族旅行の新トレンドになり、今年は特に宇宙について学ぶ旅行商品が親たちの注目を集めているという。
Qunarビッグデータ研究院の蘭翔院長は、「今年の夏休みのホテル予約件数はすでに2019年同期の30%を超え、中でも星付きホテルの割合が10%近く増加した。需給状況により、夏休みシーズンのホテル平均宿泊料は19年の502元(約8600円)から688元(約1万1800円)に上昇した。21年夏休みに新たに人気が出た旅行目的地上位10カ所を見ると、西寧、中衛、伊犂(イリ)、酒泉、海西という5カ所の西北地域の目的地が入った」と述べた。
データによれば、家族旅行に出かけるユーザーのうち80%以上が、教育・学習関連の旅行商品を検索している。今年上半期、Qunarの教育・学習旅行の予約件数は感染症前の19年同期の70%を超え、一部の人気商品は予約件数が19年同期を上回った。
6月下旬以降、教育・学習旅行の予約がさらに増加している。こうした旅行の目的地で最も人気があるのは北京と上海だ。このほか天津、昆明、成都などの都市でも教育・学習旅行やサマーキャンプの人気も上昇中だ。
旅行予約サイトの同程旅行がこのほど発表した「2021年夏休みシーズンにおける移動・旅行トレンド予測報告」によると、回答者の64%が「今年の夏休みに旅行に行く予定がある」と答え、このうち87.4%は「住んでいる省・市を出る旅行を計画中」とした。
今年の夏休み旅行へのお金のかけ方を見ると、新型コロナウイルス感染症の発生前の正常なレベルをほぼ回復したことがわかる。
夏休み旅行の予算が1万元(約17万円)以上という人は8.6%に達し、ここから海外旅行が一時的にストップしている状況の中、人々は国内旅行でのミドル・ハイクラス旅行サービスに対して高い消費意欲をもつことがわかる。
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