中日平和友好条約45周年記念
名古屋で「周恩来と日中友好写真展」が開催
楊嫻総領事が記念講演も

「中日平和友好条約」締結45周年を記念する「桜よ海棠よ永遠に――周恩来と日中友好」写真展が名古屋市内で開催された(6月22日から7月2日まで)。

開幕式には楊嫻中国駐名古屋総領事が出席し、「中日友好の歴史に思いを馳せると同時に、その未来を展望する重要な写真展である」と高く評価。そして、「中国には“どんなに遠くに行っても、来た道を忘れてはいけない”という言葉がある。今こそ国交正常化当時の初心に立ち返り、両国の友好関係が世代を超えて発展し続けていく明るい未来を開いていこう」と呼び掛けた。

日中友好協会の岡崎温理事長は「両国のさらなる関係発展を後押しするため、私自身も民間交流の流れを大いに強め、相互理解をより深めていきたいと決意を新たにした」と語った。

同展は昨年9月、中日国交正常化50周年を記念して、北京大鸞翔宇慈善基金会、淮安周恩来記念館、中国友好平和発展基金会、創価学会などによる実行委員会が主催し、北京と東京で同時に開催。その後、中国の淮安、広州、日本の京都、仙台を巡回した。本年は、名古屋のほか札幌でも開催され、今後、日本のみならず中国各地でも開催する予定。

また同展の開催を記念し、楊嫻中国駐名古屋総領事は7月2日、創価学会中部青年部主催のユースフォーラムで「中日友好の歩みとこれからの友誼の道」と題して講演。

「周恩来総理・池田大作創価学会名誉会長と中日友好の歴史」「中日平和友好条約の歴史と現実的意義」「人類運命共同体の構築」「青少年と未来の中日友好の道」の4点にわたって語り、「偉大な先人が築いた友情の“金の橋”を、青年の皆さんが継承してほしい」と念願した。