華人ビジネスマンが共に作る 世界に羽ばたく中国の美しい「名刺」 
第十六回世界華商大会のバンコク開催を祝う

6月24日、タイ・バンコクで3日間にわたる第十六回世界華商大会が開幕した。振り返れば1991年以来、世界華商大会は輝かしい32年間の歳月を経て継続し、成果を上げ続け、世界中の華人ビジネスマンにとって2年に一度のイベントとなり、彼らが共に待ち焦がれ、共に発展計画について話し合う重要なプラットフォームとなった。さらに重要なのは、この大会がすでに世界的に有名な中国ビジネスイベントのブランドとして、世界が中国社会を理解し、華僑ビジネスマンと知り合うための美しい「名刺」となったことだ。

東京からタイを訪れた150人の在日華人ビジネスマン代表団の一員として、筆者は再び慣れ親しんだ地バンコクに足を踏み入れ、この長年知られている大会に参加し、中華民族の特色を持つ濃厚な情愛を感じるだけでなく、脈々と血に流れる伝承にも触れ、さらに世界の華人ビジネスマンそして中国を注視し、愛し、大切にするすべての友人たちが描く壮大な協力提携の青写真を目にすることができた。

世界華商大会は、民族の遺伝子の中にある友情と熱意を届け、「中国の友好物語」を世界に伝える。1世紀にわたる国際情勢の変化に衝撃を受ける中で、中国は常に平和と友好の堅固な守護者であり続けてきた。世界に散らばる華人ビジネスマンは、中国と世界を結ぶ重要な架け橋であり、世界各国が中国を理解し、評価するための窓口でもある。今回の世界華商大会では、タイ、中国、その他の国から3000人以上の参加者が集まり、改めて世界の華人ビジネスマン、海外同胞、中華民族の熱意に焦点が当てられ、中国の遺伝子に刻まれた友好を世界に感じさせた。西洋は歴史上、無数の大砲や武器を世界に輸出してきたが、中華民族には侵略と拡大の遺伝子はないと、われわれはいつも言っている。海外に根を下ろし、世界に着眼した海外華人ビジネスマンも同様に中華民族の友好を示す最強のスポークスマンであり、スピーカーである。世界華商大会は情熱的で開放的で友好的なイメージを示しており、新時代の新たな「中国の友好物語」を伝えるものである。

伝統から伝承へ、世界華商大会は海外同胞の「変わらぬ初心」を継承している。世界華商大会は1991年8月にシンガポール中華総商会によって初めて開催された後、シンガポール、香港、タイ、カナダ、オーストラリア、南京、マレーシア、韓国、日本、フィリピン、成都、インドネシア、ミャンマー、イギリスなどで、華やかに盛大に開催されてきた。世界の華人ビジネスマンから華人ビジネスマンへとバトンは受け継がれ、彼らのピュアな心情は幾度となく温められ、昇華されてきたが、変わらないのは祖国を思う中国人の子女たちの「初心」である。今年の大会テーマにもあるように、この大会は華人ビジネスマンの偉大な英知を集めたものであり、中華民族の新たな歴史の一章を記すものである。その背景には、何世代にもわたって受け継がれてきた華人ビジネスマンの民族精神と品格がある。タイ中華総商会は百年以上の歴史を持つ団体として、28年ぶりに「ホスト」を務め、さらにその点を体現した。タイ中華総商会の林楚欽主席、李桂雄副主席の心からの言葉の中からも、タイの世界最大規模の華僑ビジネス界の中からも、そして今回の世界華商大会からも、われわれはますます多くの海外同胞が世界華商大会という重要なプラットフォームを通して、中華民族の勤勉、倹約、英知という素晴らしい伝統を培い、努力し、革新に挑むという中国人の尊い精神を発揚していることを十分に感じることができるのだ。

発展とウィンウィンの享受は、世界華商大会で描かれるさまざまな国際的提携の一章となる。中国の発展は まさに「高速車線」に入りつつあり、多面的により多くのコミュニティを構築し、より多くの成長の配当を生み出す機会を世界に提供している。中国は世界中の視線を集めており、世界の華人ビジネスマンは特別な歴史的使命を背負っているだけでなく、かけがえのない貢献をしており、今回の世界華商大会は中国と世界、そして世界の華人ビジネスマンと世界との交流と提携のための新たなプラットフォームを作り上げた。韓志強駐タイ中国大使は、華人ビジネスマンは所在国の経済・社会の発展に奉仕し、国際的な経済・貿易交流を促進し、中国が外国と提携交流する上で重要な力となっており、今回の大会も国際的な成功を収めるだろうと高く評価した。同時に、各界からの幅広い参加と4つのテーマから判断して、われわれも華人ビジネスマンの手によって新たな協力の機会が深まり、中国から世界へのウィンウィンの新たな章が展開されていると確信した。タイのチュリン・ラクサナウィシット副首相兼商務大臣、韓志強駐タイ中国大使、チャッチャート・シッティパン・バンコク都知事が、プレス発表会で世界の華人ビジネスマンに向けて発した「タイ・バンコクへようこそ!」というメッセージは、さらには世界華商大会に向けられた外部からの期待と憧憬の表れであり、中国の発展が世界から手招きされている証でもある。

今回の世界華商大会はエリート人材を集め、チャンスを創出し、心と精神を団結させ、自信と期待を解き放ち、未来の青写真を描いた。中国新時代のハイクオリティな成長という天高くそびえる大樹のもと、中国の世界への新たな「名刺」である世界華商大会は、タイの華人ビジネスマンと華僑同胞が耕した肥沃な土壌と苦労のおかげで、世界中の華人ビジネスマンの手の中でさらに美しく輝くだろう。この特別な「名刺」はまた、中国の新たな発展の春風に乗って、世界中の華人ビジネスマンとすべての華僑同胞の歩みに寄り添い、より多くの国に届くことだろう。