呉江浩新任大使:自民党の二階前幹事長を表敬|山口公明党代表に着任あいさつ

呉江浩駐日大使は3月24日、着任挨拶のため、自民党の二階俊博前幹事長を表敬した。自民党の林幹雄財務委員長、小泉龍司国際局長代理、中国大使館の楊宇公使、張漪波公使参事官らが同席した。

呉氏は次のように述べた。中日関係は現在、重要な段階にある。中国は日本とともに努力し、両国指導者の重要な共通認識(コンセンサス)を指針とし、今年の「中日平和友好条約」締結45周年を契機とし、対話と意思疎通を強化し、互恵協力を深め、中日関係が正しい方向に沿って改善、発展するよう図っていきたい。二階先生と日本の政界の有識者の方々が重要かつ積極的な役割を果たすよう期待している。

さらに次のように述べた。健全で安定した中日関係を維持・発展させるためには、両国間の複雑で敏感な問題を適切に処理する必要がある。日本が中日間四つの政治文書の精神を順守し、特に台湾問題について言動を慎み、両国関係が根本的に損なわれないよう願っている。

二階前幹事長は呉大使の就任を歓迎し、次のように述べた。日本と中国は互いに重要な近隣であり、文化が近く民心が通い合う。今後も日中友好の信念を貫き、双方の各分野での交流と協力を強化し、ポストコロナ時代における両国関係の良好な発展を推し進めたい。

呉江浩駐日大使は3月27日、着任挨拶のため、公明党の山口那津男代表を表敬した。同党の古屋範子副代表、赤羽一嘉幹事長代行、岡本三成国際委員長、中国大使館の楊宇公使、張漪波公使参事官が同席した。

呉大使は次のように述べた。中日関係は現在、重要な段階にあり、多くのリスクと課題に直面している。双方は「中日平和友好条約」締結45周年を契機に、条約の精神を継承し、条約の義務を果たし、健全で安定した中日関係を維持・発展させるべきだ。習近平主席は人類運命共同体の構築は、社会制度、イデオロギー、歴史・文化、発展のレベルが異なる国々が、国際問題において共に利益を増やし、共に権利を共有し、共に責任を担い、より良い世界を共に築くための最大公約数を求めるべきであると強調した。公明党の結党綱領は人類共同体の認識を重要な要素とすることは、まさにこれに合致するものだ。山口代表と公明党が中国との友好の伝統を引き継ぎ、中日間の交流と相互理解に積極的に尽力し、両国の平和・友好、協力ウィンウィンという新しい局面を共に作り出すことを期待している。

山口代表は呉大使の着任を歓迎し、次のように述べた。日中両国は地域と世界に対して重要な責任を共有し、多くの類似した問題に直面している。中国側と共に努力し、今年の条約締結45周年という機会を捉え、日中関係を強固にし、発展させるよう願っている。中国は習近平国家主席の指導の下、自身の国情に合った発展の道を歩んできた。一日も早く中国の発展の新たな成果を実感できる機会が来ることを楽しみにしている。