京セラの創業者稲盛和夫会長を偲ぶ
鹿児島から中国へのバトンタッチ

2011年10月23日が

我が人生の分岐点

久しぶりに稲盛会長とお会いしたのが2011年10月23日、中華人民共和国、大連盛和塾開校式でした。日本人でありながら大連盛和塾一期生となり、また、同じ郷里と言うこともあり話が盛り上がりました。当時、私は鹿児島から世界を目指し、中国大連に拠点を置き事業展開をしていました。稲盛会長から『鹿児島人が世界で頑張っちょい事を嬉しく思ど!日本人はもっと世界に出らんといかんどね!応援しちょっでね!何かあれば連絡せんか!』と鹿児島弁で会話した事が懐かしいです。それから度々、稲盛会長から直伝の秘話を聞かされて以来、世界で闘う為の人脈、金脈づくりの秘技を身につけました。

捨てる神あれば拾う神あり

当時、鹿児島を中心に世界展開を視野に順調に事業が進んでいる途中に、インターネットによる風評被害に遭遇していました。その時も稲盛会長に相談したら『自分の道を貫き通す精神力を鍛える為のトレーニングやっど。開拓者にはつきもんよ。それを恐れていては天下人にはなれんど、人間の嫉妬やったっど。妬むより妬まれんか。昔、おいも風評被害にあったことがあったっど。こいばっかいは選ばれたもんの宿命やっでよ、腹をたてんじ受け入れんか。そして、もっときばらんか。天はちゃんとみちょったっど。よかか、敬天愛人やっど』と暖かい言葉(鹿児島弁)を頂いた時が懐かしくよみがえります。私は、その言葉を心に秘めて頑張ってきました。

一度きりの人生

『人生は一度きりやっど!よかか最後までやいきれよ!』。稲盛会長の最後の言葉でした。

稲盛和夫名誉会長へ

開拓精神により時代と世界を切り開いてきた人生を引き継ぎ、私も最後まで頑張ります。

ご冥福をお祈り致します。