9月25日から29日まで、第4回グローバルデジタル貿易博覧会が浙江省杭州で開催される。先日、国務院新聞弁公室で行われた記者会見で、商務部の盛秋平副部長は次のように説明した
現時点で出展企業数は1700社を超え、展示面積は15.5万平方メートルに達した。うち国際出展企業は全体の20%以上を占め、世界トップ500企業70社余りが含まれる。国際バイヤーは1万人を超え、昨年比54%増となった。主賓国のアラブ首長国連邦とインドネシアはそれぞれ国家館を設置し、デジタル経済の発展成果を紹介する。
さらに、国連貿易開発会議など30以上の国際機関、100名を超えるゲストが、デジタル貿易のルール、規制、管理、標準化などについて議論し、発展の共通認識を深める。
デジタル貿易は、デジタル技術と国際貿易が深く融合した新しい形態であり、貿易の境界を広げ、取引モデルを革新し、貿易主体に力を与えることで、強いレジリエンスと潜在力を示している。世界経済の構造が大きく変動し、不確実性が増す中で、各国が選ぶ戦略的な選択肢となりつつある。
今年上半期、中国のデジタル化可能なサービスの輸出入額は1.5兆元(約30兆円)に達し、越境ECの輸出入額も1.3兆元(約26兆円)となり、いずれも過去最高を記録した。
盛秋平副部長は次のように述べた。
「デジタル貿易とデジタル消費は、経済の流れの中でそれぞれ違う役割を担っています。この二つを同時に進めて連携させることで、需要が供給を引き出し、供給が新たな需要を生み出すという好循環が生まれます。本大会は、供給側の協力体制を強化すると同時に、需要側の体験向上にも力を入れています」。
一方では、「シルクロードECデー」「数貿アフリカデー」といった特色あるイベントをさらに充実させ、新たに「BRICS特区協力」などのマッチングイベントを加え、パートナー国との実務的協力や産業連携を強化する。
他方では、「老舗ブランドのデジタル化」「新国潮のスマート化」「デジタルライフの新サービス」といったテーマに焦点を当て、「購在中国・2025デジタル消費カーニバル」を開催。
会場内外の連動、オンラインとオフラインの融合を実現し、スマート化・高品質化・多様化する生活ニーズに応えるデジタル消費の新しいエコシステムをつくる。
デジタル貿易の開放度向上には、「品質EC(品質を重視した電子商取引)」の育成が不可欠である。今後はどのような施策が取られるのか。
商務部電子商取引・情報化司の王鵬飛司長は次のように述べた。
「近年、中国のECは急成長を続け、ネット小売市場の規模は世界一を維持しています。品質ECへのアップグレードを進める十分な規模と基盤が整っています。今年、商務部は消費拡大の一環として品質ECの育成を強く打ち出しました。供給側と需要側の両面から消費の高度化と拡大を促進することが狙いです」。
具体的には、商品品質、サービス保証、消費者権益保護などの重要な分野に焦点を当て、品質ECの標準体系を構築。商品トレーサビリティやアフターサービス対応といった具体的指標を明確化し、業界の標準化・規範化を推進する。
また、今年は「シルクロードEC、世界に恩恵を」キャンペーンを展開。地方政府やプラットフォームと協力して40のプロジェクトリストを策定し、36カ国のパートナーが「セルフオーダー式」で参加。効率的にEC分野の実務協力を進め、すでに約100カ国が参加、200件以上の協力意向がまとまった。
商務部は、地方政府が地域特性に応じたデジタル貿易促進政策を策定することを支援し、各方面が連携してデジタル貿易の発展を後押ししていくと表明した。
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