実りの秋、喜びに満ちた中国と日本の芸術文化の祭典が名古屋で幕を開けた。10月4日から5日にかけて、多くの来場者の期待に包まれる中、第7回「日中友好・錦秋の集い」が名古屋中部国際空港第1ターミナル4階イベントプラザで盛大に開催された。
開幕式には、中国駐名古屋総領事館の伊亜奇副総領事が出席し、祝辞を述べた。伊副総領事は、名古屋で開催された「錦秋の集い」について、「日中両国の人々の心をつなぎ、文化と観光の交流を促進する重要な架け橋となっている」と高く評価した。
さらに、日本のことわざと中国の古詩を引用しながら、「春に耕し、夏に働いてこそ、秋に実り、冬に蓄えることができる」と語り、日中関係の発展は多くの先人たちの努力と献身の積み重ねによって築かれてきたものだと強調した。
「錦秋の集いの成果も、現在の平和で安定した日中友好関係も、決して容易に得られたものではありません」と述べ、「観光交流を通じて心の距離を縮め、文化や人との交流を通して理解と共感を深め、平和と友好の種を春に蒔き、夏に育て、豊かな実りをともに分かち合いましょう」と呼びかけ、中秋節の祝意を表した。
開幕式では、主催者を代表して日中友好・錦秋の集い委員会の岡田志江委員長が挨拶し、第7回「日中友好・錦秋の集い」の開幕を宣言した。
続いて、日本側から衆議院議員の近藤昭一氏、中部経済産業局の寺村英信局長、東京中国文化センターの羅玉泉センター長、日中友好協会の岡崎温副会長、東海日中貿易センターの大野大介専務理事、中部国際空港株式会社の永江秀久常務執行役員など、多くの来賓が登壇し、それぞれ祝辞を述べた。
今年は中部国際空港の開港20周年という節目の年でもあり、第7回となる「錦秋の集い」には、日中両国から多くの関係者や市民が訪れた。
会場では、愛らしいパンダのマスコットが子どもたちの人気を集め、華やかなステージでは多彩な演目が披露され、空港全体が祝祭の雰囲気に包まれた。
南獅(ナンシー、中国獅子舞)による「梅花桩」の演技では、獅子が跳び、回転し、舞うたびに観客から大きな歓声が上がった。圧巻の完成度と迫力に、拍手が鳴りやまなかった。
さらに、「千年の渡口 百年の港」と称される安徽省安慶市から来日した安慶雑技団の団員たちが登場。1955年に創立された伝統ある劇団で、情熱と高度な技を駆使した華麗な演技を披露し、観客を息をのむような雑技の世界へと引き込んだ。
開幕式の後に行われた祝賀会では、名古屋観光文化交流特命大使であり、名古屋華助センター主任の鄭興氏が乾杯の挨拶を行い、「錦秋の集い」を支えてきた関係者や参加者に感謝の言葉を述べた。
その後、本誌の取材に応じた鄭氏は次のように語った。
「名古屋は中部の玄関口であり、4万人を超える華僑華人が生活しています。彼らは地域に根を下ろし、努力を重ねながら、祖国とふるさとを思い、日中友好の架け橋として貢献してきました。『錦秋の集い』の継続的な開催は、両国の人々が友好を受け継ぎ、平和を大切にする気持ちの表れです」。
会場には、第20回名古屋中国春節祭実行委員会委員長の陳秋揚氏も駆けつけ、祝意を述べた。
今回の「日中友好・錦秋の集い」は、日中友好・錦秋の集い委員会が主催し、中国駐名古屋総領事館が共催した。また、中国駐日本大使館文化部、愛知県、名古屋市、常滑市、中部経済連合会、中日新聞社、愛知県日中友好協会、東海日中貿易センター、中部日中経済交流会、日中文化協会などが後援。さらに、中部国際空港株式会社が特別協力、東京中国文化センターや中国国際航空などが協力団体として名を連ねた。
空港に育まれてきた友情の20年、錦秋の季節に再び結ばれた七度目の絆。歴史を胸に、平和と友好の灯はこれからも輝き続ける。
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