深宇宙探査分野で初の国際科学技術組織を設立

7月7日、安徽省合肥市で「国際深宇宙探査学会（International Deep Space Exploration Institute）」の設立大会が開催された。これは中国における深宇宙探査分野で初となる国際的な科学技術組織である。

深宇宙探査で国際連携

この学会は、深宇宙探査実験室、中国国家航天局（CNSA）探月・航天工程センター、中国宇航学会、中国空間科学学会、そしてフランスの国際科学プロジェクトである「エクスプロラシオン・プラネテール・オリゾン2061（惑星探査・地平線2061）」の5団体が共同で提唱。

中国国内のアカデミー会員20名と、海外の科学者31名が設立に参加し、2年以上の準備期間を経て、2024年4月に中国国務院の承認を受けて民政部に登録された非営利の独立法人組織である。

中国の月探査計画の総設計者であり、中国工程院の院士でもある呉偉仁氏は、「この学会の設立は、中国と世界の宇宙分野における国際的な連携とイノベーションの象徴である」と述べ、「人類の運命共同体を目指し、科学技術の進歩と文明の相互理解を深める場になる」と語った。また、世界の宇宙科学者・技術者に対し、積極的な参加を呼びかけた。

新华社照片，合肥，2025年7月7日
这是7月7日拍摄的位于安徽省合肥市的深空探测实验室外景。
7月7日，国际深空探测学会成立大会在安徽合肥举行。这是我国首个深空探测领域国际科技组织。
国际深空探测学会由深空探测实验室、中国国家航天局探月与航天工程中心、中国宇航学会、中国空间科学学会及法国行星探测地平线2061五家单位联合倡议，汇聚20位国内院士与31名国外科学家共同发起申请，历经两年多筹备，于今年4月经国务院批准，成为在民政部注册具有独立法人资格的非营利性国际科技组织。
新华社记者 周牧 摄

探査から教育まで
多面的に展開

今後、学会は月面探査、惑星間探査、小惑星の衝突防御などを主要テーマに据え、国際的な技術動向の調査や戦略策定、高水準な学術会議の開催、科学者同士の交流促進、研究成果の実用化、科学教育や人材育成の推進、学術誌の発行、国際プロジェクトの展開、優秀な科学者の表彰など、幅広い活動を展開していく予定である。