販売額が8.4%増
オンライン市場で存在感増すデジタル製品

中国商務部電子商務司の責任者は5月23日、商務ビッグデータのモニタリングによると、2025年1~4月のデジタル製品のオンライン販売額が前年同期比で8.4%増加したと発表した。

スマート家電と

サービス消費が成長牽引

中でも、スマートロボットは87.6%増、スマートホームシステムは16%増と、急成長を示した。

同責任者によると、同期間、「旧品下取りによる新製品購入(以旧換新)」対象商品の売上も大きく伸びており、15種類の家電およびデジタル製品のオンライン販売額は前年同期比11.5%増、そのうち、スマートフォンなど3種類の対象拡大品目は18.5%増となった。

また、サービス消費が全体の伸びを牽引しており、重点的にモニタリングされたオンラインサービス消費は12.1%増であった。

産業型ECが外需・

内需の融合を加速

さらに、産業型ECによる外需(輸出)と内需(国内販売)の統合推進についても説明があり、例えば「外貿優品中華行」オンラインイベントや、「産業型ECによる企業支援マッチング(河北省)」などの活動が、国内外市場の一体化を後押ししているという。

4月以降、10社以上のECプラットフォームが直販や外貿専用コーナーなど8項目の施策を実施。これにより、外貿企業3100社超が新規入居し、専用コーナーでの販売額は11億元(約220億円)を超え、直接取引額は約100億元(約2000億円)に達した。

 

シルクロードEC

国際連携を拡大中

「シルクロードEC」については、パートナー国が現在34カ国に広がり、「ECをやるなら中国と」が国際的な共通認識になりつつあるという。

「シルクロードEC・世界を潤す」プログラムは着実に進行しており、年間40回の重点イベントが次々と展開され、パートナー国のオンライン・オフライン国家館は120カ所を超えていると紹介された。