第17回海峡フォーラム・海峡読書大会が福州で開幕

6月12日午前、第17回海峡フォーラム・海峡読書大会の開幕式が中国・福建省の福州市で開催された。

本大会は、海峡両岸（中国大陸と中国台湾）の国民的読書活動を推進することを目的とした大規模な文化交流イベントであり、「両岸のつながり、海を越えての発展」をテーマに、出版関係者や編集者、作家、大学関係者、若者など、多彩な参加者が集った。両岸間の出版交流と文化の継承に向けて、新たな架け橋となっている。

開幕式では、海洋文化に関する出版成果の発表が行われたほか、『館蔵民国閩台関係档案彙編』の新刊発表と贈呈式、さらに複数のプロジェクトの調印式も実施された。

また会場では、「両岸青年AI短編動画映像祭」の優秀作品の上映と授賞式、「ともに一冊の良書を読む」作文コンクールの表彰式およびスタディキャンプの開幕式など、個性豊かな催しが行われた。

専門家による講演では、両岸の著名な作家やメディア関係者がさまざまな視点から両岸文化の融合と発展の可能性を探り、多様で知的なひとときを来場者に提供した。

今年の海峡読書大会は、6月12日から7月末まで開催され、オンラインとオフラインを組み合わせた形式で実施されている。

会期中は、「未来を探る：AI時代の出版と読書に関する円卓会議」や「第1回両岸青年AI短編映像祭・雲舟サロン」、「2025年『ともに一冊の良書を読む』スタディキャンプ」、「2025年 海峡読者カーニバル」など、多彩なイベントが予定されている。

専門家によるディスカッションや読書推進イベント、読者交流、書籍展示などを通じて、両岸の文化交流をさらに深め、中華文化への共感と自信を高めるとともに、両岸の人文交流に新たな活力をもたらすことが期待されている。