呉江浩大使 中日メディア・シンクタンク人文交流会に出席

呉江浩大使は、現在の中日関係は改善と発展の重要な時期にあり、両国の各分野、各レベルでの積極的な交流が多くなっている一方、適切に管理し対処すべき深刻な矛盾や対立も存在するとし、双方は両国指導者の重要な共通認識(コンセンサス)をしっかり実行に移し、外部要因の妨害を防ぎ、新しい時代にふさわしい中日関係の構築に尽力しなければならないと表明した。

また、日本各界の友人が新華社のプラットフォームにもっと関心を寄せ、現代中国に対する客観的な理解と正しい認識を深めてほしいと述べた。

2月18日、呉大使は新華社と在日本中国大使館が共催する中日メディア・シンクタンク人文交流会に出席した。来日中の傅華・新華社社長、野田毅・日中協会会長、近藤昭一・日中友好議員連盟幹事長、宮本雄二・日中友好会館会長、佐々木卓・TBS社長ら中日各界の代表、メディアとシンクタンクの代表約160人が出席した。大使館から陳諍、張沛霖両公使参事官が参加した。

傅氏は基調講演で次のように述べた。中日友好には、メディアとシンクタンクが先に行動する必要がある。中日のメディアとシンクタンクは、時代に即して発展変化し、先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開き、責任を担い、両国の人・文化の交流が絶えず新たな進展と成果を得られるよう働きかけるべきだ。新華社は、中日のメディアとシンクタンクの同業者と共に、グローバル文明イニシアチブを真剣に実践し、中日関係の長期的かつ安定的で健全な発展を促進していきたい。

日本側のゲストは、日中双方は人・文化の対話と交流を強化し、メディアとシンクタンクが協力を深め、両国関係の改善と発展を促進すべきだと述べた。

参加者は熱心に交流し、茶道や刺しゅうなど中国の地方の無形文化遺産の実演を見学し、会場は和やかで温かい雰囲気に包まれていた。