11月5日、江西省湖口県で2隻の740TEU完全電動オープントップコンテナ船の着工式が行われた。これは世界最大で中国初の1万トン級完全電動スマート船の建造が始まったことを意味する。同船は全長127.8m、型幅21.6m、型深さ10.5mで、デュアルエンジンとデュアルプロペラを採用し、最大航行速度は11.5ノット。10個のボックス型バッテリーと太陽光発電システムを動力源とし、運航や停泊時のゼロエミッションを実現する。
さらに、スマート統合プラットフォームや自律航行機能を備え、グリーン、高効率、スマートを一体化した設計となっている。1隻目は2026年1月に使用開始予定。同船の着工は、中国の海運業がゼロエミッション時代に突入し、グリーン・低炭素化に向けた重要な一歩を示している。
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