困難を共にし、発展を遂げる。11月10日、中国国際航空日韓地区支社、日中友好会館、『人民日報海外版日本月刊』、『日本華僑報』、横浜山手中華学校の共催による2024年第7回「国航杯」在日在韓華僑華人子女中国語スピーチコンテストの決勝戦が、東京の日中友好会館で開催された。
力を合わせ、中華の魂を継承。決勝戦には、中国駐日本大使館の陳巍公使参事官兼総領事、王宝鋒領事、東京中国文化センターの羅玉泉主任、日中友好会館の黄星原中国代表理事、同文化事業部の蘇涛部長、中国国際航空日韓地区支社の馮力社長、中国工商銀行東京支店の盧建支店長、『人民日報海外版日本月刊』の呉暁楽発行人等多くの来賓が訪れ、声援を送った。『人民日報海外日本月刊』編集長兼『日本華僑報』主筆の蒋豊氏が司会進行役を務めた。
AIを活用し、開催地を拡大。本大会は日本に加えて韓国も新たな開催地となり、初めて科大訊飛のAI技術による採点システムが導入された。同源中文学校、睦新中文学校、暁寧中文口才主持训练营等、40を超える教育機関から3784件の応募が寄せられ、150名が予選を突破して決勝戦に進出した。応募者の中には、勇敢かつ積極的にビデオを提出し、主催者と100回以上やり取りをした幼い子もいた。8歳の柳沢燕さんは、京劇の「売水」を情感豊かに見事に演じ、中国の伝統文化の魅力を生き生きと表現した。
適性に応じた指導で、時代の変化に対応。幼児の部、児童の部、自由部門で、前半、後半に分けて素晴らしいパフォーマンスが披露され、海外における中国語教育のレベルの高さと実力が十分に発揮された。陳俊晞さんは子どもの目に映る漢字のイメージを語り、漢字に魂を吹き込んだ、想像力豊かなスピーチで、幼児の部の一等賞に輝いた。児童の部は、伯仲した戦いの末、天真爛漫な視点で、変化する「航空の夢」を語った王聖菡さんが一等賞を獲得した。
「私の家は中国東北部の松花江沿いにあり……」自由部門の劉晨さんの情感豊かなスピーチは、聴衆を彼の故郷に引き込み、最高得点を獲得した。陳沛晨さんは、歌に合わせて中国語を暗記するというユニークな手法を紹介し、日中友好会館特别記念賞を受賞した。
カメラが韓国の会場に切り替わると、9名の教員の厳正な審査を経て選ばれた韓国・ソウル華僑中学の5名の生徒が素晴らしいパフォーマンスを披露し、中国国際航空日韓地区支社ソウル営業部の賈航宇総経理が表彰を行った。
学習交流で共に成長。同源中文学校に学び、2021年の第4回「国航杯」児童の部で一等賞を獲得した鄭智敏さんと、睦新中文学校に学び、2019年の第3回「国航杯」の自由部門で特別賞を受賞した劉明鶴さんが、再び「国航杯」の舞台に立ち、後輩達と共に中国語を学び、「国航杯」スピーチコンテストに参加したことで起きた変化について語った。
北京語言大学東京校で中国語を学んでいる中山美姬さんは、中国人と日本人のハーフとして中国語の学習に取り組む様子を率直に語った。この日は彼女の母親の誕生日でもあり、主催者からサプライズでケーキが用意され、参加者全員でハッピーバースデイを合唱し、彼女のますますの成長に期待した。
子ども達の成長に、教員や保護者のサポートは欠かせない。主催者は特別に、一等賞を獲得した出場者の保護者と教育機関の代表を壇上に招き、功労賞を授与した。成長の喜びをかみしめ、挑戦の成果を分かち合いながら、参加者全員がステージに進み、記念撮影を行った。
開会前には、多くの出場者たちが、国航の飛行機がプリントされた背景パネルにサインをしたり記念撮影をする姿が見られた。閉会後は、他の子ども達とも励まし合う光景が広がった。
両親に連れられて会場に来ていた弟や妹たちも、兄や姉に励まされてステージに上がり、パフォーマンスを披露した。「いつか『国航杯』の舞台で会いましょう!」司会者の蒋豊氏の言葉は、彼らの胸にしっかりと刻まれた。
多元的交流で世界を結ぶ。陳巍公使参事官兼総領事が挨拶し、「中国語は世界で最も美しい言語であり、中華文化の宝庫を開く金の鍵である。国航のロゴは鳳凰である。中国語を学ぶことは、鳳凰の翼を手に入れるようなものである」と語り、出場者とその家族に「国航」で頻繁に故郷に帰り、国航で世界を旅して、自国の文化を誇りにかんじてください」と呼びかけた。
馮力社長は、次のように挨拶した。「『国航杯』を支援してくださっているすべての方々に感謝申し上げます。今年は中日航空路線開設50周年であり、中日航空路線における中国国際航空系列のシェアは、2019年には95%を占め、中韓航空路線においては2019年に104%に達し、中日韓の政治、経済、文化交流はますます活発になっています。2023年には、中国国際航空日韓地区支社が設立され、今年の『国航杯』は日本と韓国で開催されました。国内外の華僑華人の子女が同じ文字で中華文明の歴史を綴り、同じ言語で中国文化の広がりと奥深さを語り、中国語が多くの異なる国や地域の平和友好交流の媒体となることを願っています」。
黄星原中国代表理事が挨拶し、日中友好会館は「国航杯」の決勝戦の開催に向けて、音響システムをグレードアップしたことを紹介し、「国航杯」は未来を見据え、中日韓文化交流の重要なプラットフォームを構築したと称賛した。
中国国務院僑務弁公室の諮問委員を務める横浜山手中華学校の張岩松校長、日本漢語教師協会の呉川理事長、暨南大学日本学院の童盛強常務副院長、行知学園株式会社大阪地区校区責任者の汪泗欽氏、中国国際航空日韓地区支社旅客営業部の張莉部長が審査員を務め、張岩松校長が審査委員長及び最高顧問に就いた。
講評では、張岩松校長が「国航杯」の立ち上げと発展の過程を振り返り、過去に「国航杯」に出場した小林さんは、現在HSK中国語検定試験の試験官を務めていることを紹介した。そして、国有企業、民間企業、華人企業、メディア、教育機関の協力の下、「国航杯」が北東アジアから「一帯一路」へ、世界へと広がることを期待した。
羅玉泉主任は「国航杯」が絶え間なく発展し、参加者の実力が向上していることを高く評価し、次のように述べた。「中国語の学習は、中国文化を理解する上で重要な基盤となります。人は文字と文化によって、互いを高め合うことができます。中国語教育には深い意義があります。日本の華人コミュニティで生まれた『国航杯』が世界に広がることを願っています」。
継続は力なり。2024年第7回「国航杯」在日在韓華僑華人子女中国語スピーチコンテストは、単なる文化イベントではなく、魂と魂のぶつかり合いであり、夢の始まりであり、伝統の継承である。
閉会式では、蒋豊氏が大会組織委員会を代表して、「国航杯」の開催に尽力した華僑コミュニティ、華僑企業、華僑団体、華僑同胞に感謝を述べた。「国航杯」が華僑華人子女の心の翼となり、中国国際航空が彼らが中国語で織り成す夢を乗せて、より高くより遠くへ飛び立ち、洋々と素晴らしい未来を切り拓くことを願っている。(撮影:呂鵬、蔡暉、郭子川)
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