20年後、あなたはどのような自分に会えるだろうか。記者はこれまで、日本に留学し、さまざまな困難を乗り越えて成功を収めた多くの人々を取材してきた。研修生として働きながら留学資金を貯め、日本の上場企業で財務責任者となった人。農村の僻地に生まれ、9歳で骨髄腫を患い片脚を失うも、東京大学で博士号を取得し、その後、義肢の研究開発に従事している人。幼い頃に故郷を離れて働き、日本の工場長の推薦を受けて日本に留学し、現在は五大新聞社の記者として活躍する人。映像制作への情熱を抱き、日本の大学を卒業後、専門学校に進み、映像制作に携わる人――。
記者は確信をもって言うことができる。平凡で穏やかな生活を送るにせよ、キャリアアップを目指すにせよ、日本の社会は個人の努力を決して裏切らない。たとえそれがニッチな分野であっても、自分に合った道を見つけることができる。留学生は、なりたい自分に必ずなれるのだ。
人生の新たな旅が始まろうとしている。10月18日、東京学士学院で新入生を迎えた入学式が挙行された。教職員や来賓の祝福に包まれ、100名の新入生が期待を胸に整然と入場した。記者は、青春の息吹にあふれた彼らの姿を見て、自由の土壌に夢の種が芽吹く瞬間を感じた。
式典は厳粛ながらも明るい雰囲気の中で進行した。東京学士学院の理事長が挨拶を述べ、学院の特色や強みを紹介しつつ、夢に向かって勇敢に挑戦するよう新入生にエールを送った。在校生を代表して杜岩澤さんが、自身の経験を基に、留学生としての心得を語った。新入生を代表して叢羚姍さんが、流暢な日本語で挨拶をし、列席者を驚かせた。来賓たちは「東京学士学院の新入生は、すでに立派だ」と感嘆の声を漏らしていた。
長い留学生活の大事な第一歩が踏み出された。留学生にとって、語学学校での1~2年間は、日本の生活に適応し、日本社会を深く知るための重要な時間である。彼らには、指導し、寄り添い、支えてくれる存在が必要だ。東京学士学院の教職員は、学生たちが存分に力を発揮できる環境づくりに全力を注いでいる。教職員は、自らを知ってもらい、特技を披露することで、新入生との距離を一気に縮めた。
藤崎先生がマジックを披露すると、会場からは大きな拍手が送られた。白峯先生は、中島みゆきの『ファイト!』を熱唱し、留学生たちの心を揺さぶった。君島先生は、母のような温かい声で「ほら 足元を見てごらん これがあなたの歩む道 ほら 前を見てごらん あれがあなたの未来♪」と歌い、新入生に祝福の言葉を贈った。多田先生が見事なリフティングを披露すると、拍手と指笛が止まらなかった。休暇にハワイへ出かけるという阿部先生は、小さな飛行機を頭に載せて登場し、ウクレレをマスターして卒業式で披露すると約束。学生たちと一緒に成長していきたいと語った。石引先生は、5秒で牛乳を飲み干す一発芸を披露し、会場を笑いの渦に巻き込んで、教員と学生の距離は一気に縮まった。入学式に出席できなかった山田先生は、ビデオメッセージで学生たちに呼びかけ、日本の生け花を披露した。
入学式では、特別に皆勤賞の学生たちが表彰された。彼らは自身の経験を語り、仲間たちの模範となってほしいと新入生への期待を寄せた。式の進行は白峯雅美先生が務め、スムーズに進行した。日本語を母語とする彼女の流暢で自然な中国語は、出席者を驚かせた。これは、東京学士学院が多言語学習を重視していることの象徴であり、新しい言語に挑む新入生にとっても大きな励みとなった。
東京学士学院は、新入生の受け入れに合わせて宿舎の増改築を行った。管理人は学生たちの「頼れる兄貴分」として、アルバイト探しの相談にも乗っている。困ったことがあれば、遠慮なく相談してほしいと語った。
生活指導を担当する君島奈津美先生は、弊誌の取材に応じて次のように述べた。「私たちは、学生たちが安心して学び、生活できるように、学業や就業を全力でサポートします。また、日本の文化を理解し、尊重しながら、日本社会にスムーズに溶け込めるよう支援します。東京学士学院は学生をサポートするだけでなく、日本の多文化共生社会の構築にも貢献していきます」。
高い志を持てば、どんな目標も達成できる。10月に入学した新入生の皆さん、夢を実現できるこのキャンパスへようこそ。ここで皆さんは、なりたい自分になることができるのです。
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