日中青少年書道交流展の訪日代表団は、2024年7月21日から29日にかけて、東京、名古屋、京都などを訪問した。期間中、代表団は多彩な文化活動に参加し、日本各界との深い交流と対話を行い、現地で中国書道のブームを巻き起こした。
代表団は中国書法家協会(以下、書協)の潘善助副首席を団長とし、中国国際文化交流基金会理事で全球華人書画芸術基金主席の張傑氏が執行団長、書協分党メンバーで副秘書長の楊偉華氏が副団長、書協会員工作処処長の丁平氏が秘書長を務めた。さらに、書画界の若手・中堅の実力者や上海市内の20以上の小中学校の生徒代表も多数参加し、総勢100名という大規模で実力のある陣容となり、近年でもレベルの高い文化交流活動となっている。
東京では「2024日中青少年書道交流展」の受賞作品が中国文化センターに展示され、江戸川区総合文化センターで表彰式が行われた。駐日中国大使館の陳諍文化部公使参事官が一行と会見し、書道展を高く評価した。陳参事官は、青少年は中日友好の架け橋であり、未来への希望であるとし、両国の青少年が書道芸術の素晴らしい伝統を継承し、中日友好関係の発展に寄与することを期待すると述べた。
26日、代表団は名古屋に到着し、在名古屋中国総領事館の季文斌副総領事が潘善助団長、張傑執行団長、楊偉華副団長、丁平秘書長ら主要メンバーと会見した。季文斌副総領事は代表団を歓迎し、両国の青少年がさらに交流活動に参加することを期待するとともに、中国の青少年の書道活動が名古屋で行われることを歓迎した。
名古屋日中文化協会の中統ビルでは、水蓮舞踊芸術学校の先生と生徒たちが心のこもった舞踏で来賓を迎え、「日中青年書道文化芸術交流活動」が幕を開けた。日中友好議員連盟幹事長の近藤昭一衆議院議員、日中文化協会の上山伸治理事長、名古屋華助中心の鄭興主任、前名古屋市教育委員長の鈴木誠二氏など、日本の文化・教育界の代表が交流活動に参加した。
張傑執行団長は訪日団メンバーと活動内容を紹介し、潘善助団長は中国書法家協会が1981年の設立以来、常に中日両国の書道交流の促進に尽力しており、交流を通じて両国の青少年に対する書道教育の目標を明確にし、書道教育の科学的な指導方法を確定し、両国のさらなる交流の方法とルートを模索し続けたいと述べた。
近藤昭一衆議院議員はスピーチで、書道は両国共通の芸術形態であり、日本が中国から取り入れた多くの文化の一つであるとし、青少年から友好的な交流を始めることが非常に重要だと述べた。上山伸治理事も、両国の青少年の交流は非常に重要であり、書道は中国と日本の文化の架け橋であり、日中の青少年の書道交流を共同で推進する必要があると述べた。
鄭興、鈴木誠二の両氏は代表団一行を歓迎し、青少年の書道や文化芸術の交流活動を応援したいと述べた。楊偉華、丁平の両氏は、交流展に選ばれた日本の中部地方の生徒代表に賞を授与した。
両国の青少年は多様な文化パフォーマンスを披露し、会場から喝采を浴びた。その後、両国の青少年は共に長い巻物を書き、書道の学習交流を行い、記念品を贈り合い、相互学習を通じて平和と友好の美しいビジョンを伝え合った。全方位的で多角的な活動は、両国の青少年にとって交流と深い対話の貴重な機会となった。
交流活動後、日中文化協会と中部地方の華僑団体が歓迎レセプションを開催し、中部地方の特色ある料理で文化交流の使者たちをもてなした。
訪日期間中、代表団一行は成田山新勝寺の貫主で、全日本競書大会の岸田照泰会長、全日本書道連盟の辻本大雲副理事長など日本文化の重鎮を訪問した。また、国立美術館で開催された書道展を見学し、日中書道交流講座を開催した。さらに徳川園や金閣寺などの名所も訪れた。交流展の会場では、潘善助、劉恒、華波、徐宏斌、李懷東などの書家が展示作品についてその場でコメントした。
「2024日中青少年書道交流展」は、中国書法家協会、中国国際文化交流センター、上海市文学芸術界連合会、日中書法文化交流協会、日中文化協会、日本全華聯の共催で、日中両国の青少年の作品計189点が展示され、昨年に引き続き2回目の大規模な交流活動となった。
株式会社中日観光が、この交流プログラムの企画、マッチング、プロモーション、運営のすべてを担当した。関係者全員がこの交流プログラムを高く評価し、さらに多くの両国の青少年が友好交流に参加できるよう、協力関係を進めたいと表明した。
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